うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

４ ページ46

４


ボーっとした顔ではあるものの、しっかり受け答えしている姿をみるとひと安心ね。


医師「まぁ、意識もしっかりしているようですし…ただの脳しんとうでしょう・・・
でも念のために、手足がしびれたり、吐き気やめまいがしたら大きな病院でちゃんと検査してもらうように！
処置が的確で良かったね」

『はい、ありがとうございます』

小「大したことがなくて良かったな」

園「ホントよ！びっくりしたんだからね！
でも、Aお姉さますっごくカッコ良かった！！！！」

蘭「ほんとほんと！Aさんのおかげで安心したよね」

『二人とも褒め過ぎだよ。大したことしてないし』

安「見事でしたよ。指示も処置も的確でした。随意分慣れているようですが、どこかで学ばれたんですか？」

『恥ずかしながら、一時ワトソンにあこがれてまして、探偵をしている弟が怪我をして帰ってきても良い様に、独学で少し…』


懐かしいなぁー。
小さい頃、新ちゃんと二人でホームズを夢中になって読んで、大きくなったら新ちゃんがホームズ、私がワトソンになって事件を解決しようね！って言ってたっけ。

新ちゃんは覚えてるかな？


コ「(なっ////？！)」

安「そうだったんですね」

『まぁ、結局私は医師じゃなくてバイオリニストを選択したので、ただの趣味ですけどね』


可愛い弟との約束を破ったんだから、覚えてくれてないほうが良い…かな。

バイオリンをとったことに関しては後悔してないけどね。
だけど、バイオリンにしたってホームズが弾けるからっていうので選んでるから、私も相当のシャーロキアンよね。


コ「ね、ねぇー///そういえば、ここどこ？」

園「ここは、あんたにラケットをぶつけた…」

「うちの別荘よ」
【桃園琴音(２１)大学生】

「だから言ったのよ！グリップテープをちゃんと巻いておきなさいって！
あんた汗っかきだから…」
【梅島真知(２２)大学生】

「けど残念だなぁ…

俺の携帯の電池が切れてなかったら、その衝撃映像をムービーで撮ってネットにアップしたのに

少年を襲う殺人サーブならぬ殺人ラケット！ってな」
【石栗三朗(２１)大学生】

「子供のが怪我したっていうのに何言ってんだよお前！！」
【高梨昇(２２)大学生】

石「冗談だよ！俺はこの重い空気を和ませようと…」

高「その冗談が元で瓜生は死んだかも知れないんだぞ？！」

石「怒るなよ…
その瓜生の誕生日を祝うためにこうして久々にサークルの皆で集まったんだろ？」






・

５→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す