うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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蹲る新ちゃん

気を失いかけてる



血の気が引いて、今にも足から崩れ落ちそうになるのをグッと堪え、、それぞれに指示を出す。

こんな時こそ
しっかりしなきゃ。

なんのために日本に帰ってきたのか解からないじゃない！


『蘭ちゃん！私のカバンから保冷剤とタオル出して！！』

蘭「は…はい！！」

『小五郎さんと園子ちゃんは医者の手配をお願いします！！！』

小「わかった！！」

園「おじ様、こっちよ！！」

蘭「Aさん！これですよね？」

『蘭ちゃんありがとう！
安室さん、コナンくんを日陰に移動させましょう。
あまり揺らさないようにお願いします』


指示を出しながら、蘭ちゃんから保冷剤をタオルを受け取る。
保冷剤をタオルで包んで新ちゃんの頭部を冷やした。


安「任せてください」

？「す、すみません！！私がラケットぶつけてしまって…
ウチの別荘がすぐそこなので、ぜひ使ってください！！」


安室さんが新ちゃんを抱えたところで、一人の女性が血相を変えて走ってきた。
よく見ると後ろに何人か控えている。


安「Aさん、お言葉に甘えましょう。
今日は日陰でも暑いですし」

『そうですね。よろしくお願いしますっ』

園「Aお姉様ぁ〜！！お医者様すぐ来てくれるって」

『ありがとう、園子ちゃん。
小五郎さん、この方の別荘に場所を移すことになったので、医者が来たら誘導をお願いします』

小「任せろ！」

？「じゃあ、ついて来てください」


安室さんが新ちゃんを抱き抱えて、私が頭部を冷やしながら彼女たちの別荘を目指した。


？「どうぞっ」

『ありがとうございます。ソファーお借りしますね？安室さん』

安「はい」


新ちゃんをソファーへ降ろす安室さん。

その様子はとても丁寧で
黒の組織メンバーだとは…
ましてや新ちゃんに危害を加えるようには

見えなくて…


私には、信じられないけどな…


『安室さん、ありがとうございます』



安室さんに声をかけ、新ちゃんが横たわるソファーのすぐわきに膝をつく。

脈、呼吸の状態、瞳孔、頭部を一通り観察して、いつ嘔吐してもいいよう回復体位をとらせ、私が来ていたパーカーを新ちゃんにかけた。


安「…ッ」

蘭「Aさん…コナンくん大丈夫ですか？」

『脈も呼吸もしっかりしてるし、瞳孔の散瞳もみられないから、多分軽い脳震盪だと思うわ』

小「おい！医者が来たぞ」


医師が診察していると、新ちゃんも目を覚ました。







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