うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

11 ページ13

11


有「良い？Aちゃん、女の子なんだから危ないことに首突っ込んじゃダメよ」

『わかってるよママ』


私が突っ込むんじゃなくて、新ちゃんが連れてくるんだけどね;


有「公演には必ず行くわ」

『うん、ありがとう』

有『それと！赤井さんと仲良くね？

こそっ)お部屋の鍵は締めておかなきゃだめよ？男は狼なんだから！
やぁーん///Aちゃん羨ましい」

『っ？！ちょっとママ！』

有「やぁーね冗談よ、冗談！
Aちゃんったら照れちゃって可愛い」




そんなやり取りをしていたママはパパがいるアメリカに戻っていった。
そういえば、新ちゃんも帰り際に鍵をかけろって言われたような…

FBIがわざわざ私なんかに手を出さないでしょうに;





そんな私はというと、赤井さんとの共同生活をEnjoy！



する訳もなく、当たり障りなくすごしてる。

よく小説とかでみる
一緒に並んでキッチンに立って「新婚さんみたいですね？」

なんて甘いやり取りはない。




……と、いうのも毎日毎日レッスン場に出向いてほとんど家にいないからね。
忙しすぎて結局はポアロにも通えずじまい。

ご飯は私が作って、できるだけ一緒に食べるようにしてるんだけど……


彼ひたすら黙々と食べてる;;;;
食べてくれるって事は不味くはないんだろうけど…


…というか、赤井さんってご飯食べるんだ


戸棚にウイスキーが何本も常備されてたから赤井さんの半分はウイスキーで出来てるんじゃないかと思ったよ。





あの時も……






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

回想


『わぁー…戸棚バーボンばっかり…
赤井さん、ちゃんと食べてました？？』

「有希子さんから料理の手解きをうけて、たまにはしていたがな」

『そ…そうなんですか？』


あ…赤井さんが料理？！
ママどんだけ赤井さん気に入ったの？！

ふと目に入ったのはママ愛用の真っ白なフリフリエプロン…
まさかあれ着て……





……やめよう。






考えちゃダメな気がする。
私が作れば良いんだし。
どうせ、自分の分作るし、だれか食べてくれる人がいると自炊頑張れるし。


『赤井さん！！
ご飯は私が作りますね！
体重が増えちゃうかもしれないので、覚悟しといてくださいね？』

「ほー。それは楽しみだ」

『ッはい、楽しみにしてくださいね』


不敵に笑う赤井さん。

なんなのその顔！？
いつも通りに仏頂面でいてよっ
調子狂うじゃない。




.

12→←今後について

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す