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コンコン
「失礼します。高専からいらっしゃった呪術師です」
「君たちか。おはようなのさ！ 早速本題に入るけれど、呪霊とは一体なんなのさ？」
『ほんとに早速ですね〜悟……話しちゃっていいよね？』
「いいってさ」
『じゃあ話しますね〜。
えっと、呪霊っていうのは簡単に言うと、人間の負の感情の集合体、呪いですよ。
放っておけば非呪術師に被害が出て、呪いがまた増えるんです。
だから、それを私達、呪術師が祓っているというわけです』
「非術師というのは、呪術師ではない人たちかな？」
『はい。
ですが、こりゃまた大きな問題があって、呪術師が呪いに対して極端に少ないんです。
だから、高専、東京都立呪術高等専門学校東京校、京都校の生徒まで駆り出されるんです。
ここまでで何かご質問は？ お兄ちゃんも聞きたいことが有れば、聞いて？』
「呪いは私達では祓えないのかな？」
『呪霊って呪いの塊なんですよね。だから、呪いでしか祓えないんですよ。私達は呪力を持っているから、呪力で呪霊を呪っているんです』
「じゃあどれだけ強いんだい？」
『どうだったっけ……えっと……階級があるんですけど、特級、一級、二級、三級、四級あと、蠅頭っていう四級以下のがいます。
で、四級は木製バットで楽勝、三級は拳銃ありゃ余裕、二級は散弾銃でギリ、一級は戦車で怪しい、特級はクラスター弾の絨毯攻撃で五分五分。
まぁ呪霊にはんなもん効きませんけど』
「君たちにも階級があるのかい？」
『さすがハイスペック、話が早いね〜。ありますよ、私も悟も特級です』
「特級って……！ 五条さんも無個性なんですよね？」
「はい。個性の代わりに術式を持って生まれたようなもんなんでそんなに変わりはないですけどね」
『もう質問はないですか？』
「私からはないよ。相澤くんは？」
「俺もないです。あと、オールマイトに会いたいみたいなんですが」
「職員室にいると思うよ」
『ありがとうございます』
「失礼しました」
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作者名：こう | 作成日時：2022年6月1日 20時
