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「いえ。何も入ってません」
「よし、じゃあAt……」
『恵達を鍛えられるね！』
「……そうだね……」
『悟、流石に一応働かなきゃいけない時は我慢だよ……』
「でもさ〜」
『学長に怒られちゃう』
「それはやだ〜」
『じゃあ頑張って仕事しよ？
「うん」
雄英まで小一時間。
「つきました。少し手前のコンビニで待ってますので、終わったらそこまで来てください」
『オッケー！ はい、これでお菓子でも買って食べてなね？』
伊地知の手の上に野口英世をのせる。
福沢諭吉と迷ったんだけどね……流石に多いかなって思っちゃった！
「相澤さん……いいんですか？」
『いいよ〜さっ行こう、悟！』
「Aやっさし〜僕だったらキンキラ硬貨だね」
『それでも唐揚げくらいは買えるじゃん』
「まぁね」
「A、久しぶり」
『お兄ちゃん！ って顔！ やっぱ酷いね……大丈夫？！』
「あぁばぁさんの処置が大袈裟すぎるだけだ。そちらの方は？」
『悟だよ。彼氏なの』
「こんにちは〜五条悟で〜す」
「彼氏……そうだよな……Aも２８だもんな……」
『何ブツブツ言ってるの……ねぇ、校長に会わせて？』
「分かってるよ。次来る時は一人だよな？」
『うん。悟は授業あるし』
「じゃあちょっと早めに来てくれ。校門に立っとくから」
『ありがとう！』
「ここの校長って頭いいんですっけ？ そういう個性ですよね？」
『ハイスペック……だっけ？』
「あぁ」
『あと、オールマイトがいるんだよね？』
「今日も通勤されてるよ。会いたいのか？」
『うん！ 悟、いいよね？』
「いいよ、僕も会ってみたいし」
それにしても……雄英、広すぎない？
高専もだけど。
無駄に広い気が……
でも高専は天元様の部屋があるし……
「着いたよ」
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作者名：こう | 作成日時：2022年6月1日 20時
