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「虎杖！ え！ ちょっと！ ‼︎ 宿儺！」
宿儺……⁈
バキバキバキバキッ
「うおっなんだ冷てぇ！」
「A先生……？」
『宿儺、なんで出てきたの？ 前回は出てこなかったよね』
「面白味を感じたからだ。それしかないだろう」
面白味……ね。
『何をする気だったの？』
「ちょっとばかし様子を見たかったからな。それだけだ」
「じゃあ戻って、悠二と交代して」
「やはり呪術師は……今はヒーローなる者もか。邪魔だな」
何を……！
『何をごちゃごちゃ言ってるの？ 早く戻って』
「A先生！ 集まってきてます」
「嘘……早い……」
「Aは宿儺の相手してろよ。私らが行ってくる」
『でも……』
「こちとら５人よ！ 大丈夫！」
「しゃけ！」
『分かった。くれぐれも死なないように』
「「「はい/しゃけ！」」」
「君ら、ちょっと下がっといてくれる？ 緊急事態だから」
「どういうこった！ 説明しろやクソが！」
『下手すると死ぬよってこと。わかったら悟の指示に従って。委員長！』
「はい！ みんな！ 五条先生の指示に従おう！」
「校舎まで逃げて。僕も着いていくから。このことは雄英の先生に君たちからは言う必要はないよ」
「A先生は⁈」
『心配せずに行って。このままいられると守りきれない』
「五条さんの指示に従おう！」
出来るだけここに呪霊を誘き寄せる形になれば……！
『やっぱ訂正。10分間だけ、宿儺でいて』
「俺をエサ代わりにするのか……」
そうですよ！
悪いですか⁈
緊急事態！
prrrrr……prrrrr……
『はい！』
《みんな校舎に戻ったよ》
『オッケー！』
「呪霊は？」
『真希たちが祓ってる。宿儺には10分間エサになってもらってる』
「10分間とは長いな」
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作者名：こう | 作成日時：2022年6月1日 20時
