雄英教師という名の護衛【ヒロアカ】【呪術廻戦】 (ページ28)

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次の日、伊地知さんが車で雄英まで送っていってくれた。

私のは午後の授業だから、11時に高専を出た。

『伊地知〜マジでありがとね〜』

「いえ。貴方の子供さんならすごくいい子になると思うので」

『悟の子でもあるけどね？』

「……そうでした」

忘れてたんだ。

『悠二もね？任務、真希とかに回しといたから、心配しなくていいよ！』

「はい！俺も、めっちゃ頑張りまっす！」

『その調子〜〜！』

雄英に着くと、お兄ちゃんが門で待ってくれてた。

「そいつは？」

『私の生徒。見学』

「……くれぐれも無理はするな」

『分かってるよ？何回言うの？』

「心配してるんだ」

『信用ないな〜』

不貞腐れながらも校舎に向かう。

今は4時限目の途中らしい。

『ってことはまだ時間あるね』

さて今日は何させよう……？

一応悠二と学長人形持ってきたけど……

『悠二〜』

「何〜？」

『やりたい？』

「そりゃまぁな。けど、宿儺がいつ出てくっかわっかんねぇし……」

『宿儺、聞こえてるよね？今から３時間、出てこないでね？』

「話は聞いていた。ヒーローの卵とやらとやりあうのだろ？わざわざ出るのが惜しいわ」

『ありがとう〜』

「じゃあ俺、やっていい？！」

目をキラキラさせながら言う悠二。

純粋〜

『いいよ。けど、あんまりボコすのはダメだよ？問題になっちゃうから』

「分かってるって！必要最低限の力ね！」

『そうそう。呪力操作のいい練習になるんじゃない？』

「たしかに！」

パァァと顔を明るくする悠二。

本当に高校生？

爆豪と同い年？

体育館γで待っていると、続々と生徒が入ってきた。

「お？あの子たちがヒーロー志望？」

『そ。個性は使わせないから、シンプルに体術勝負ね』

「オッケー！」

「A先生！そちらの方はどなたなのですか？！一昨日も見たのですが！」

『知り合いだよ。君らと同い年ね。今日はこの子とやり合ってもらうよ。もちろん個性なしで』

「タメなら余裕っしょ！しかも20対１だろ？余裕余裕！」

『さぁどうかな？別に１対１でもいいんだけど』

「いきなりタイマンは怖ぇって！ 20対１な！」

「いいけどさぁ、その分、手加減はしねぇからな」

『マジ怒悠二……ま、殺されはしないよ。上から見とくから頑張って〜』