雄英教師という名の護衛【ヒロアカ】【呪術廻戦】 (ページ25)

今日:27 hit、昨日:1 hit、合計:4,789 hit

22 ページ25

その日はいつも通り、午前中座学の午後ヒーロー基礎学。

そろそろみんな人形に戦闘意識を向けるようになった。

ちょっと足止めしてみたりちょっと殴ってみたり。

成長したね〜

『はい！終了〜』

「なぁこれいつまでやるんだ？」

いつまで……って……

『まともに攻防ができるようになるまでかな〜？』

「マジかよ！じゃあ逃げずに戦わなきゃなんねぇってことか」

『ヒーローでも逃げることはあるけど、出来るだけその回数を少なくしなきゃ周りに迷惑かけるでしょ？だから、ちょっとでも得意分野を増やしてほしい』

「要は、この人形から逃げるんじゃなくて他のヒーローが来てくれるまで応戦し続けられるようになれってことだな？！」

おぉ。

上鳴くん、分かってるじゃん。

『そ。明日もこれするからね〜』

「マジで？！嘘だろ？！ぜってぇ無理だって！」

無理か……

『無理じゃない。無理で終わらせちゃダメでしょ？人形にだって弱点はある。そこをつけばいい』

「じゃあ！」

『ん？』

「もう１回……見せてくれませんか……？」

緑谷くんは手をモジモジさせながら言ってきた。

『いいよ。じゃあちょっと離れててね？』

同じレベルにしとこうか……

うん。

そうした方が捕まえやすいし、条件一緒の方がいいし。

人形をポーイと投げてスタート。

距離を取ってから、人形に突っ込んでいく。

人形相手に羽交締め。

ってこんなことしなくてもいいんだけど。

よし。

『オッケー？動き止めるだけでいいんだよ。倒そうなんて思わなくていいんだよ』

「ありがとうございましたっ！」

『いえいえどうも〜……？』

あれ？

ふらふらする……

や……っばい……

「「「！？先生！！」」」