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『やってしまった……』
いや、そりゃね？
気持ちよかったけどよ？
ゴム無し……大丈夫かな……
当の本人は隣で爆睡中。
『可愛すぎるでしょ。何この生き物。マジで人間？ 私の夫？』
「ん〜ん？ A〜おはよう〜」
『おはよう』
「も〜いくの〜？」
『ううん、まだ行かないよ？ まだ５時だし。６時半には出ようかな〜？』
「じゃあ僕も起きる〜」
本当、可愛すぎる。
コンコン
『はーい』
「悟〜……って、おや？ A……ここで寝たんだ」
「……」
『うん。傑は？ どしたの？』
「……」
「いや、学長から任務の言伝、悟にね。Aは雄英行かなきゃでしょ？」
『うん……って悟？』
「なんか名前で呼び合ってんのなんか……」
『苗字で呼んだら区別つかないよ？ それに……傑は同期なんだし、名前で呼ぶよ？』
「……分かった」
「あ、悟、もしかしないけど、嫉妬してるね？」
「あ”？」
『悟〜？』
「……」
拗ねちゃった。
『あ、悟、ごめん。もう行かなきゃ！』
「え〜」
『帰ってきたらね？』
「分かった……任務頑張る……」
『それでこそもっとかっこいい悟だよ！ 傑もありがとうね』
「仲睦まじいことで何より」
『揶揄わないでよ……』
さっさと着替えて雄英に向かうと、見慣れた束縛布ぐるぐるのお兄ちゃんがいた。
『お兄ちゃん！ おはよ！』
「あぁ……おはよ。元気だな」
『お兄ちゃんは相変わらず低血圧？ よく歩けるよね……』
「慣れるからな」
慣れていいの？
『まぁそれで健康的ならいいや！』
お兄ちゃんと話すのホント楽しい！
『おはようございます！』
「おはよう。今日も元気ね」
『それが私の取り柄ですから！』
「元気がなによりだゼ！」
『ですよね〜！』
「私も若かった頃はもうちょっと元気だったんだけどなー」
『オールマイトさんは今もお元気じゃないですか！』
「ありがとう、五条さん！」
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作者名：こう | 作成日時：2022年6月1日 20時
