雄英教師という名の護衛【ヒロアカ】【呪術廻戦】 (ページ11)

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「どんだけ強くやったんだい……」

『あはは……？』

そりゃ普段悟とか呪骸とかと本気でやり合ったらこうなりますわな。

あ、今度呪骸持ってこよう。

んで戦わせよう。

個性なしで。

『すんません』

「まあ、あらかたなめられていたんだろう？で、力の差を見せつけたと。しょうがなくはないけど、しょうがないね。ほら、もう帰っていいよ』

『ありがとうございます』

保健室を出て、A組に行く。

「A先生！」

なんか……A先生って呼ばれるの嬉しい……

いっつも恵と憂太は“相澤先生”だし、真希とパンダは“A”だし。棘に至っては呼んですらないし。

ジーンとしていると、切島くんに声をかけられた。

「緑谷、大丈夫か？結構すげえ勢いで飛んでったけど……」

思いっきり蹴ったもん。

『大丈夫〜内臓は破裂してないし〜打撲ぐらいかな？』

みんなの顔が青ざめた。

『あ〜内臓破裂って私は身近だから……大丈夫。破裂しないようにやったから』

安心させるつもりで言ったけど、余計に顔から血の気が引いていっちゃった。

っていうかヒーローは内臓破裂は身近じゃないよね……

『貧血で倒れない？まあいいや。お兄ちゃん、ごめんね？続きをどうぞ〜』

「ああ。Aは戻ってもいいよ。こっちでやることもないだろ？」

『うん。じゃあお先に失礼〜』

今度はA組を出て、校門に向かう。

「相澤さ〜ん！」

『伊地知！サンキュー！』

「サンキューではないかもしれません。今から宮城に行ってもらいます」

え？なんで？

『え？なんで？』

ちゃんと口に出しておく。

「宮城の高校に特級呪物を呪霊避けとして置いておいてんですが、封印を解いてしまった生徒がいるようで。今伏黒くんが行っていますが念の為。特級呪物なので」

『はっきり言っていい？』

「どうぞ」

『めんどくさい。なんで私なの？しかも今から？着くの何時？』

「大丈夫です。五条さんも行くので」

『じゃあ悟だけでいいじゃん〜』

「それがダメなんだよ〜さ、早く行こう！」

私は悟に連れられるままに宮城へ飛んだ。