レアな舜 ページ11
朝、みんなは喋りながらも宿泊施設を出る準備をしていた。
女子部屋に向かい、譲たちと合流して荷物を一旦置くために講堂へ行く。
『おはよ!』
【おぅ】
[おはよう]
「……はよ(眠ぃ)」
『やけに眠そうだな?』
「いつも六時半に起きてんのに、三日間連続で三十分も早く起こされて……この三日間で一時間半も寝る時間が短くなってるんだ……さすがに眠ぃ」
『あぁ確かにな……急に叩き起こされてるのも同然だからな』
[昨日は熱出してたし、無理しないでね?]
【その通りだな】
「気をつける。譲も気をつけろよ、足元」
[うん!]
【『(何見せられてんだ……?)』】
荷物を指定された場所に置き、バスに乗り込むと、帰りはバスの中で遊んでいいと言われたから、相談してしりとりをすることにした。
翔も譲も桃も変なことを言ってる……俺はこいつらに笑いを堪えていると
『うぉ! 笑ってる舜、すっげぇ久しぶりに見た!』
「え? 俺、そんなに笑ってなかったっけ?」
『あぁ俺らが中二ぐらいの時から見なくなったな』
[そんなに!? 長くない!?]
【確かに笑ってるとこ見たことねぇもんな】
「別に俺だって人間なんだから笑うし……(拗)」
『ごめんって(汗)でも、マジでそんだけ笑ってなかった』
「なんでだろうな?」
[何か楽しくないことでもあったんじゃないかな? 別に思い出して〜って言ってるわけじゃないからいいんだけど]
『えっ? なぁ俺といで楽しがったか(泣)?』
「は? ちょっと待てなんで泣く? 俺は翔といて楽しかったって(汗)」
『マジ!? 嬉しい!!』
「(すげぇ変わり様……)」
学校に着いたらしい。さっさと帰って寝たい……
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作者名:こう | 作成日時:2022年3月13日 23時