君を振り向かせるのは５【HQ】

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食堂を覗けば相変わらず綺麗な生足を出しているAは食器を並べていて


後ろから抱きしめるようにその体に手を回す


驚いたのかビクリと揺れた体と柔らかい感触にやっぱり好きな匂い


あぁ、最高だ。そう思った


このままずっとこうしていられればいいのにと思ったけれど



「木兎さん！」



ほら、赤葦だ。また邪魔する


Aから早く離れろと言う赤葦に、Aも離れろなんて言うもんだから


仕方なく離れて、一瞬にして終わってしまった時間


だから一旦離れて赤葦が髪を乾かしに行った隙にまたAのところへ行った


これでやっと邪魔がいなくなると思ったら、今度は黒尾から電話


あーもう、なんでみんな邪魔してくんだよ


俺は、ただAと居たいだけなのに



「木兎さん、アンタいつまでそこにいるんですか？」



ほらまた赤葦も帰ってきちゃうし、Aは俺から離れるし


もうふてってやろうかと思った矢先


手の空いたAにチャンスだと近づいたら



『とりあえず髪乾かしましょうか』



というAの声に、赤葦が明らかに嫌そうな顔をしたけれど


やっと構ってくれるんだとただ嬉しかった

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