第24話 騎馬戦 ページ26
『緑谷君……』
「わっ、龍堂さん！？」
1000万Pを持つ緑谷君の元には、既にお茶子、常闇君、サポート科の女の子がいて人数が揃っていたが、今はそれどころではない。
Aは轟、爆豪以外のA組に誘われたが、全て断ってこっちに来たのだ。
私の個性を少なからず知っている彼しか、頼れる人間はいない。
「どうしたんAちゃん！？顔色悪そう……」
『私も、チームに入れてくれ…頼む』
「え！？でも……」
緑谷君が渋る。
大方、人数の事だろう。
『人数の規定はされていない。それにお茶子の「無重力」を使えば総重量は変わらないはずだ……私に出来ることはやる。頼む、入れてくれ……』
緑谷君は何かに気づいてハッとする。
何となく事情は察してくれたようだ。
「全然っいいよ！寧ろこっちがお願いしたいくらい…皆もいいよね？」
皆が頷いて、満場一致で賛成した。
『ありがとう。よろしく頼む…』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「START！」
いきなり2組がこっちに来た。
「実質1000万の争奪戦だ！！……って、なんじゃそりゃ！？」
鉄哲が驚くのも無理はない。
緑谷の肩に手を乗せ、麗日と発目の肩に足を乗せた、Aがいたからだ。
緑谷達は逃げようとするが、B組の人の個性で足元が沈む。しかし……
「麗日さん発目さん龍堂さん！！避けて！！」
緑谷の背中の機械がバーストし、飛び上がる。
「耳郎ちゃん！！」
「わってる」
耳郎がイヤホンジャックで攻撃するが、常闇の黒影で弾かれる。
「いいぞ黒影。常に俺たちの死角を見張れ」
「アイヨ！！」
「僕らに足りてなかった防御力…それを補って余りある全方位中距離防御！！すごいや常闇くん！」
「選んだのはお前だ」
「着地するよ！」
『よし…』ﾊﾞｻｯ
麗日が総重量を軽くし、発目のアイテムとAの翼で着地を補助する。
SWIP
「わっ！！？」
障子の背中から蛙吹の舌が緑谷を襲う。
障子が蛙吹と峰田を腕で覆い、まるで戦車だ。
何とか回避し、再び空に逃げ込むが……
「調子乗ってんじゃねえぞクソが！」
「！！常闇くんっ！！」
爆発で飛んで来たのであろう爆豪の攻撃は、黒影によって阻まれる。
「騎馬から離れたぞ！？良いのかアレ！！？」
「テクニカルなのでオッケー！！」
爆豪が瀬呂のテープで回収される。
そして、騎馬戦は後半戦に＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼鈴蘭(プロフ) - ゆともすさん» コメントありがとうございます！！かわいいよりかっこいいを目指してます(笑)なかなか忙しくて更新するのが大変ですが、がんばります！！ (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 61752baa50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公めっちゃカッコイイです！(´∀`) 続き待ってますー！頑張ってください(*^^*) (2018年8月28日 4時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - 桜瀧さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: bbd138654f (このIDを非表示/違反報告)
桜瀧(プロフ) - ドラゴンの個性、めっちゃ好きです！！これからも更新楽しみにしています！ (2018年6月28日 18時) (レス) id: 83b4a1d791 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鈴蘭(プロフ) - アロマさん» コメントありがとうございます！これからも個性をどんどん使っていくので、楽しみにしていてください！ (2018年3月12日 20時) (レス) id: 6d02c817f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼鈴蘭 | 作成日時：2018年3月4日 22時
