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切島の場合 ページ4
ここはA組の教室
「切島」
何を思ったか松村は自分の席に座る切島の名を呼んだ
「どうした？
松村」
突然呼ばれたにも関わらずすぐに応える切島
「アタシの格好どう思う？」
またもや突然そんなことを言った松村
「ん〜
男らしくて良いと思うぜ！」
切島は突然の質問にも良い笑顔で応えた
「そう
なら良かった」
どこか嬉しそうな松村
松村は切島に背を向けて立ち去ろうとする
「でも」
切島のそんな声が松村の足を止める
「なに?」
「松村は女子だから別に男らしさはいらないと思うぜ？
女子は可愛さだろ？」
切島のその声で松村は目を見開きすぐにふっと笑みをこぼした
すると松村は突然切島に向かって駆け出した
そのまま切島に抱きついた
「んぶｯ！」
身長の関係で松村の胸に切島の顔が埋まる
もちろん松村は気にしない
「ありがと切島めっちゃ嬉しかった」
少し頬を染めぎゅｯと腕の力を強める
まるで窒息させんとしているかの様
「ん″〜ｯ！/////
ん″んん″〜ｯ！/////」
流石にこの状況は男らしい切島も抵抗せざるを得ないらしい
でしょうね←
松村の腕を掴んで引き剥がした切島
「ぷはぁｯ！///
はぁはぁｯ…/////」
肩で息をする切島をキョトンと眺める松村
「まぁありがとう」
そう言って立ち去る松村の背中を切島は眺めるしか出来なかった
切島がんばれ
超がんばれ
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作者名：ユリアーナ（物間くんLOVE) | 作成日時：2017年11月21日 23時
