物間 爆豪の場合 ページ16
「あれあれぇ？
君は確かA組の…
誰だっけ？」
ニヤニヤと嫌みを言ったのはヒーロー科B組の物間寧人
その相手は
「テメーはモノマネ野郎
テメーなんぞに名乗る名前は無ぇわ」
生きる爆弾の爆豪勝己である
2人はしばらくにらみ合っていた
間に火花が散って見えるのは気のせいであると信じよう
とそこへ
「爆豪ちょっと頼みあるんだけど」
空気の読めないバカが爆豪に声をかけた
松村を見た物間はボムｯ！と爆発しそうなほど顔を赤く染めた
この間のことを思い出したらしい
それを見た爆豪は少しムッとする
「頼みって何だよ」
少しいらつきながらも答えた
「やっぱ良いや
後にする」
だが松村はそんなことを言い出した
それを聞いて物間が軽く吹き出す
それが爆豪の堪忍袋の緒をぶった斬ったらしい
「はぁｯ！？
んだそれブッ殺すぞクソアマｧ！
人にモノ頼んどいて後からだとｯ！？
今言いやがれｯ！」
目をつり上げて松村に向かいそう叫んだ
対する松村は素知らぬ顔で悪びれる様子も無く淡々と告げるのだった
「や、だって
仲良いお友達といるのに悪いじゃん
別に今至急って訳じゃないし
おしゃべり楽しんでよ
ではお邪魔虫は消えまーす」
その答えは2人も予想しなかったらしく目を点にして松村の背中を眺めていた
「僕は君と仲良くしたつもりなんて無いんだけどな…」
物間がぽつりとつぶやいた
それに爆豪がくってかかる
「なんで俺がテメーなんかとよろしくせなあかんのじゃクソがｯ！
気色悪ィわｯ！」
「それはこっちのセリフなんだけどなぁｯ！？
A組はセリフさえも奪うのかい！？
なんて強欲なんだろうねぇ！？」
2人の口論は長いこと続いたそうだ
2人がんばれ
超がんばれ
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作者名：ユリアーナ（物間くんLOVE) | 作成日時：2017年11月21日 23時
