一難去って今度は一謎 ページ49
「.........。」
これはなんの冗談だろうか。
私が下駄箱前で突っ立っていると、後ろからポンと肩を叩く者が現れる。
吉田「はよっ。何してんの？」
眉上オンザの前髪の隙間から見える綺麗なおでこがひょこっと後ろから見えて吉田さんだとすぐわかった。
ぐうかわである。
今までここまで人を愛でるってことはしてこなかった。
でも、そのくらい彼女は人間らしく、かつ、嘘のつけない性分なのだ。
だから、私は彼女をみると尊敬してしまう時すらある。
「うん、おはよ。あのね、コレ。」
私が彼女の目の前にソレを持っていくと彼女はあー、といった顔をする。
吉田「えぇと、ラブレター、、今回も？」
「そう、女子。」
そう、私はココ最近女子からの告白が多い。
ファンとかあるらしい。
何故だ！！！って普通思わない？
いやだって私、結構酷いことしてていじめられるくらいの覚悟してたんだけど。
逆にファンクラブとかってどういうこと？？
え？何がよかった？全くわからん。
「...なんで私がいいか分からないわ。」
吉田「あたしはAちゃんのいい所知ってるから分かるかなー。でも、なんでほかのクラスまで...あ。」
その時隣にいた彼女がいきなり止まった。
「え、なにその『 あ。』って」
吉田「いや、多分、、わかった？」
そう言うと彼女は先に教室行って確認してみるね！！と走って階段をひとつ飛ばししながら上がっていった。
朝から元気で活発やなぁ。
あ、いけないいけない。
ついつい方言が。
気をつけよ。
兄「いいことあった？」
目の前に兄さんの顔。
びっくりした。
「お、はようござい、ます。」
兄「うん、おはよw久々に見たからつい声かけちゃった。びっくりさせたよな、すまん。」
「はい、とんでもないくらい。ここ1ヶ月ほど見てませんでしたが何かご用事あったんですか？」
兄さんは眉を八の字にし、まぁね〜、とため息混じりに零す。
この人は落ち着いた雰囲気だが、それ以上にプライベートが分からない。
ほんと、謎多き人だ。
兄「つーか、敬語やめろや。同じ学年だし。」
「あ、そうか。兄さんって呼んでるから年上の感じ抜けなかった、あと癖かな。」
クラスでもかなり敬語で話してしまう。
吉田さんは敬語ぬきでこの頃話せるようになった。
本心でいるとつい。
兄「あー、なあ、公欠でいなかった分の授業教えてくれん？」
「了解。放課後に。」
兄「おーう。」
それぞれの理系棟、文系棟に手を振って別れた。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
