王様の命令 ページ35
そんな休日を過ごし、また学校へと登校して数日、グルさん以外のメンバーにちゃんと仲間になったことは、はずかしくて言えない状態のままになっている。
そして今日もいつもの旧校舎。
皆、わぎゃわぎゃと騒いでいるが、一人の一言で全員がピタリと時間を止める。
「あ、そう言えばもうテストまで２週間くらいだよね。」
私は美術部をグルさんに早めに切り上げられて連れてこられた。その後、兄さんとチェスを０勝３敗した所で私がそう言った。
すると、目の前の兄さんがナイトをコトリと盤上を移動させて言った。
兄「そうだな。あ、Aは理系だったよな。化学と物理基礎だったな。」
「あー、うん。物理基礎はワークまるごとだから良いんだけど、化学普通にセンターっぽいの出るからちゃんとやらないと。兄さん文系だよね？なんか嫌なのあるの？」
少し、うーんと考えながらボーンを前に出す。
あの時は別に点数悪くはなかったけど以来化学は万全の体制でやらせて頂いている。
兄さんもコトリとボーンを前に出す。
兄「オレ、あれ、数Bのベクトル。あれ、ちょっと心配かな。赤はないけど良くはなさそうだわ。」
また一手指して行くと今度はトントンがカフェオレとココアを持ってきてくれた。
ト「ほい、兄さんカフェオレ、Aさんはココアね。そうか、Aさんは理系やったね。それでも、あんくらい来れるんはすごいと思うで。つか、兄さんやばいとか言いながら安定してるやん。平均ちょい上にはなるやろ。」
兄さんと私を挟んだ盤上の真横の椅子に座り彼もコーヒーに口をつけている。そこで、ここの王様がまた命令を出した。
グ「よし！メンバー全員でテスト勉強するゾ！」
「「「は？」」」
兄さんと私とトントンはいきなりの事でぽかんと口を開けてそう言った。
「別にしなくても大丈夫何じゃない？赤点とる心配でもあるの？あれ？でもグルさんも順位あたしらより上じゃんかいつも。」
この王様は顔をよければ文武両道でもある。
流石っす。
グ「違う。我々は教える側だ。」
トントンと兄さんがあ〜、と、何かに気づいたようだ。
わからない私にトントンが教えてくれた。
ト「メンバーにおんねん。赤点ギリギリ組が。」
成程納得かたつむり。
「でさ、人の性格とかでそういうの当てるのよくないと思うけど、コネシマとシャオロン当たりかな？」
兄「シャオさんとゾムと大先生。他は平均。」
「コネシマが以外。」
ト「あいつ、根は真面目やから」
そうなんだ。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
