Name， ページ29
グルッペンに「そっちはどういった関係だ？」と聞かれたので再従兄弟であると説明する。
グ「成程、エーミールの血縁なら立派頭脳なのも頷ける」
と、楽しそうに笑った。
私もなんとなくそう言われると嬉しい。
エ「ということは、Aちゃんもこちらの名前はあるのかな？」
英治((ではなくて、エーミールはコーヒーをいつものように持ってこちらを見る。
「そういえば、あたしもすっかり忘れてたけど、アレってグルッペンがすべて決めてたんでしょ？前にトントンくんから聞いたけど。」
そういうと、彼は思い出したかのように、あぁ、と言ってティーカップをカチャリと置く。
グ「実は、決まっているゾ。随分と前から。」
じゃ、なんで言わねぇんだよ。
少しジトリと彼を見れば口笛を吹いてあさっての方向に顔を向ける。
エーミールは笑って、どんなの？と聞いた。
そして、彼は自信ありげに右手の人差し指をピンと立てて言った。
グ「Aのメンバーネームはアークだ。」
「「アーク？」」
「アークって英語のArk？」
グ「違う。カクテルにアースクエイクというものがあってな。そこからだ。」
私はカクテルについては全く知識がないため一人で疑問符をあげているが、エーミールは納得していた。
「もしかして、なにか意味でもあるのエミさん。」
エ「うん。あるよ。君にはぴったりだと俺も思うな。流石やねグルッペンさん。」
グ「だろう！やはり、俺のネーミングセンスは完璧だな！かれこれ１週間程こいつを観察していたからな。コイツあんま本質ないから大変やったけどな。」
二人だけでわかったような感じで話し合っている。
私はまだカクテルの名前の意味がわからないのでもやもやしている。
なんで私のこと話てるんに私に理解させてくれないのよー！
「ちょっとストップ！あたしにも意味教えてよ！」
しびれを切らして聞くと、グルッペンは目をキラキラとさせながら口元をぐいっと引き上げて言った。
グ「アースクエイクの言葉。それは“衝動”だ。」
あの時と同じ肌を何かが感じてぶわりと体に血が巡った気がする。
「＿私が＿“衝動”＿？＿」
ありえないと思った。
この私が“衝動”。
なんだって理性を保って嘘ついて、笑った。
感受性もないようなこんな女に。
そんな人間みたいな言葉。
グ「Aは実に人間らしく面白い女性と俺は記憶している。」
前が霞む。
するとエミさんが撫でてくれてるのが分かる。
「＿ありがとっ…＿」
私は生きてた。
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D(プロフ) - ルキさん» はい！実は個人的にどっちにしようか悩んでなんか他の方々と同じ書き方するのつまらんと思ったしだいです！ご質問ありがとうございます！よりよい話になるよう精進致します！ (2019年6月20日 16時) (
レス) id: 5255f6ffa2 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - めちゃおもろいです！欝じゃなくて鬱ですよ…！わざとそうしてるのならすいません…！ (2019年6月16日 2時) (レス) id: f38841be90 (このIDを非表示/違反報告)
晃夜(プロフ) - ハルさん» 読んでくれてありがとうございます。更新遅くてすいません。早めに投稿できるよう善処します。好きです。笑 (2018年3月6日 14時) (レス) id: 153c465e30 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 好きです 頑張ってください！ (2018年3月6日 6時) (レス) id: 9915f5d63f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ x他2人 | 作成日時：2017年4月15日 16時
