【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ10)

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お兄ちゃんは笑顔がステキです！ページ10

仕方ない……

＜グッ…＞

「Aちゃん……シャーペン貸してくださいっ！！」

ぐっ！……絶対断られる……だけどっ！今はAちゃんに頼るしかない！

絶対無理だと思うけど……

「いいですよ」

ほらね、断られた………ってええ！！？

「シャーペンですよね？私、一杯持ってるから貸しますよ」

「ええ！？本当に貸してくれるんですかっ！？ゆ、夢じゃないよね……」

頬をつねる………うん。気持ちいい。←

「はい、どうぞ」

「え…あ、ありがとう！！」

今日はなんていい日なんだろう！Aちゃんから貸してもらえるなんて！！

「～♪さーて、勉強するか～♪」

＜カチカチカチ…＞

教室にシャーペンのノック音が響く。板書～♪

＜カチカチカチ……＞

ば、板書～♪

＜カチカチカチ……＞

ば、板書～……♪

＜カチカチカチ………＞

板書ォオオオオ！！？？？

「！？！？」

どうしよう。シャーペンを貸してもらったのはいいけど………一向に芯がでてこない！！

「…え、え、え？」

オレはシャーペンをカチカチ連打するしかない。でも、芯は当然のように出なかった。

「も、もしかして……」

オレはすぐに隣の席………Aちゃんを見た。

「貴方がかして欲しいと言ったのはシャーペン『だけ』ですよねぇ？(ニヤニヤ」

案の定、Aちゃんがご丁寧にシャーペンの芯を抜いていた。

「ニヤニヤ)………」

「滝汗)………」

オレ、決めた。

「先生ー！オレ、保健室行ってきまーす！！！」

「ん？どうしたんだ？森下」

「心も体もボロボロで、もう授業どころではありませーん！」

「そ、そうか……じゃあ山本、森下を保健室につれてってくれ」

「えっ！？」

「はーい(ニヤニヤ」

Aちゃんは満足げな笑みをよりいっそう振りまいた。

「な、なんでAがっ！？」

「なんでって……私、保健委員ですから……(ニヤリ」

似合わねぇぇえええええええ！！！！

オレはこの瞬間、心の底からそう思った。