【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ25)

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お兄ちゃんの部屋はキレイ………です。多分。あ、でも！私が掃除しますから！ページ25

～獄寺回想終了～

「……まだ寝てやがる……」

オレが教えているのに寝るなんて、何回も言うがコイツは生意気だ。

初対面で日本の礼儀とか言っといて、自分は寝るのかよっ！！

つーか……さっきからずっと寝てるぞ…
もう1時間ぐらいは寝てるんじゃねーか？
↑1時間、寝顔を見つめていた

「それにしても……」

改めて近くで顔見ると………

け、結構カワイイ……くもねぇな///うん、普通だ。

「……でもまぁ、肌は白いな……まつげも長ぇし……」

……少しぐらい……触ってみても……

オレの心はゆるみ、Aの頬に手が伸びる。

オレとAの顔の距離は、より縮まっていく。
10cm……5cm……

オレとAの唇の距離も、
5cm……3cm…

1cm…＜パチッ！！！＞

「え」

「ぁ」

あともう少しのところで、Aの目が開いた。

「ごっ獄寺先輩っ/// ！？」

「ハッ)…！！」

固まっていたが、勢いよくAから離れる。

ま、まさか目ぇ開けるなんて思わなかったから油断しちまったが……

「な、なな、な///」

ふと、Aを見ると……顔を赤く染めたまま、肩を震わせていた。

そして、

「お兄ちゃァァアアアアアん！！！！」

「バカッ…！！」

大声でアイツを呼ぶ。
オレはすぐにAの口をふさいだ。

でも、それは無意味だった。

＜ダダダ！！！

バンッッ！！！＞
「大丈夫かっ！A！！」

結局山本は、3秒で部屋に来てしまったからだ。

その瞬間、Aがオレの手から口をだし、顔を明るくする。

「っぷは！お、お兄ちゃん！！
実は獄寺先輩がっ私にセクハ……むぐぐぐぅ！！」

「チッ……ちょっと黙ってろっ！！」

でも、オレはまたAの口を押さえた。

「むうー！んむー！！」

「ちょっ、あ、暴れんじゃねぇ！」

「……」

その時、妙に山本が静かだった。
だから……その時に気づいておけばよかったんだ。

山本が……

黒くなってることを。

～5分後～

「ごめん獄寺くん、遅くなって！
あ、そうだ……山本先に帰ってる？

一緒に帰ってたら、急に走りだしてさぁ。
しかも、『Aが呼んでる！！』とか言って…

そんなの聞こえるわけな……うわぁああああああ！！！
何があったの獄寺君んんんんん！！？？」

その後、ツナは獄寺に事情を聞こうと試みるが……

もう獄寺は再起不能状態になっていて、
誰に何をなんでされたのか、聞くことはできなかった。