【リボーン】ドSで腹黒な私は武お兄ちゃんの義妹です！ (ページ11)

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お兄ちゃんはスポーツが得意です！ページ11

「ニヤニヤ)………」

「………っ、」

うん。すごく気持ちいい
……と言いたいところだけど……

「すみません」

「えー？何を謝っているんですか？
ただ………『見てる』だけですよ？」

「いや………バリカンをかまえている時点で『見ているだけ』とは言わないよ！！！」

オレはベットで叫んだ。

だって怖いんだもん！！怖すぎるんだもん！！

ドMだけど、動物的な本能はある！！

「何言ってるんですか？
私はただ貴方を……僕さt…ゴホン！……看病しようとしてるだけですよ？」

ちょっ、すごく爽やかな笑顔で言わないでぇ！！
というか、今、『僕殺』って言おうとした！！

「どうしよう。ホントに頭が痛くなってきた。
あれ、なんだろう。気持ちいい」

「じゃあ、もっと気持ちよくしましょーかー。
レッツプレイ♪」

「いや、レッツプレイってなんですか！？すごく嫌な予感が…」

「ただ暴言を吐いて、貴方を袋叩きにすることです」

「言い切ったぁああ！！？？」

「はい。当たり前ですよ。だって……「チャオッス」

「「………」」

オレはベットの上で静止した。
勿論、Aちゃんも静止した。

今はただ、妙に大きくバリカンの鈍い音が響くだけだ。

「………チャオッス！」

聞こえてないと思ったんだろう。
突然オレ達の前に現れた『それ』はもう一度挨拶してくれた。

「…チャ、チャオッス……」

一応挨拶してみる。

「………」

Aちゃんは、何故かそれを存在から全否定するような冷たい目で見ていた。

「お前ら、仲良さそうだな」

『それ』は、オレの肩に飛び乗りながら言った。

「…え、そう！！？///」

他人に言われるとなんか照れるなぁ…

「Aちゃん！オレ達仲良さそうって……」

「………(じと～」

Aちゃんはまだ『それ』のことを見ていた。

「お前、山本Aか？」

「……そうですけど、

私は貴方のようなユニークかつ意味不明なちびっこと仲良くなったことなんてありませんし、

ましてや相手にした覚えもありません。
ですから、3秒以内にここから立ち去ってください。
じゃないとその可愛いモミアゲ、全部刈り取って投げ捨てるぞ」

ギャア！Aちゃんの毒舌全開だ！！！
しかも最後の方なんて敬語じゃなかったし！
殺気までこもってたよ！！

………でも……
そんなAちゃんも好きなんだよなぁ…///

＜ジョリッ！！＞

「ああ！！オレの可愛い前髪がぁあ！」

「変な妄想してるからです。自業自得ですよ」