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武器 ページ32

舞台はいよいよ「戦闘、開始。」となったようである。太宰を見ると、それに気付き彼は近付いてきた。

「その本に、想いを込めるんだよ。きっと風月なら出来るさ」

太宰はいとも簡単そうに、持っている本を大きな鎌のような物に変えた。これまた、空想小説(ファンタジー)のような方法である。本が武器とは。そんなことよりも、太宰はあの手持ち部分の刃で自身を傷付けたりしないのだろうか。心配になる。まぁ、太宰らしいと言えばらしいだろう。

私の手にした本を見る。題名は「四神の檻」私自身が書いた小説だ。何度もこの本を投げ捨てたくなったが、結局そのまま持っていた物だ。想いを込める、なんてどうすればいいか分からない。ただでさえ、私は作家としての「想い」は失くしているのに。

小説は、好きだ。何時でも私を違う世界へと連れていってくれる。司書さんが言うには、この有碍書は、侵蝕された小説。ならばその侵蝕を止めなければ、私はその小説を読めなくなってしまうのだろう。それだけは駄目だ。私の書いた小説ならいくら侵蝕されても構わないが、他の人が書いた小説が消えてしまうのは、それだけは駄目だ。

光のようなものが手にした本に宿る。本は本の形を失い、やがて鞭のようなものに変わった。これで戦え、ということか。

「本を傷付けることは許しません」

宝石→←孤独


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ラエル(プロフ) - 白樺派先生方をお願いします (2023年4月14日 15時) (レス) @page34 id: 2dd5f200d4 (このIDを非表示/違反報告)
奏星(プロフ) - はい!是非お願いします! (2017年11月12日 18時) (レス) id: e5211bd18f (このIDを非表示/違反報告)
有栖川白兎 - 奏星さん» 石川先生は次の話で登場させるつもりですが、北原先生も登場させたほうがよろしいですかね?彼も一応、明星には関係あるので…… (2017年11月12日 17時) (レス) id: 5116200095 (このIDを非表示/違反報告)
奏星(プロフ) - はい!ありがとうございます! (2017年11月12日 14時) (レス) id: e5211bd18f (このIDを非表示/違反報告)
有栖川白兎 - 奏星さん» 閲覧、コメントありがとうございます。明星の先生方とはいつか絡ませたいと思っていたのでちょうどよかったです。近いうちに書きますね (2017年11月12日 14時) (レス) id: 5116200095 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有栖川白兎 | 作成日時:2017年11月3日 14時

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