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白子―…毎朝目覚めは最高。 ページ9

「おはよう」



まだ閉じてしまいそうな目をこすりながら上体を起こす


いつも通り、白子さんの声で目覚める。

いつの間にか毎日起こしてくれるようになった。

理由は不明。



「ん・・・白子さん、おはよう」


「まだ眠いのか」


「・・・まだちょっと」


「でも、寝ちゃ駄目」




起こした体を横にしようとすると、白子さんは枕を退かした

そのせいで私の頭は柔らかい枕に当たることなく落ちた

白子さんは、それでも横になっている私の肩を叩くと




「ほら、起きな。空丸の朝食が待ってるよ」


「うぅん・・・」


「もうこれから朝起こさないよ」


「大丈夫、です」


「・・・怒るよ」


「ご、ごめんなさっ―――」



怒られるのはイヤだ

それだけで目が覚めたのだが、白子さんは



「はい、ジッとして」



私の唇を人差し指で押さえ



「ん、おはよう」



ちゅ


と私のおでこにキスをした。



「・・・ッ」


「じゃあ先に行ってるよ」



何事も無かったかのように去って行った白子さんを見送って

私は枕を抱きしめ、転がった




・・・のちに寝た。


――

ごめんなさい、衝動書きです。

お疲れ様シリーズ。→←宙太郎―…君の声



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crrrr - 何度も読ませて頂いておりましたが、数年経ってまた読みたくなりまた読ませて頂いています。大好きです! (2022年7月10日 2時) (レス) @page1 id: 960a6975c5 (このIDを非表示/違反報告)
RINN - 次は激ピンクの作品が読みたいです! (2018年10月7日 7時) (レス) id: b532f9f747 (このIDを非表示/違反報告)
にょんすけ - いえいえ〜、全然大丈夫ですよ!むしろよかったです^_^ニヤニヤしながら読んでましたwwリクエスト答えてくれてありがとうございました! (2014年11月9日 23時) (レス) id: 91ca37a4af (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - にょんすけさん» 作成させていただきましたが、なんか甘やかしているって感じが出てないかもしれません…!すいません (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - にょんすけさん» いえいえ、こちらこそすいません。了解です!書かせていただきます! (2014年11月9日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年7月31日 10時

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