武田―…年と身長((みなつき様リク) ページ28
「あのな」
楽鳥の前に、正座をしている私は
少し不機嫌そうな・・・いや、いつもの事か。
そんな楽鳥を見つめた
「はい、なんでしょ」
「いい加減子ども扱い止めろよな・・・!!」
私は彼氏である楽鳥より少し年上。
そのせいか、私は楽鳥を子ども扱いすることもある。
・・・そう言う楽鳥も、最近敬語が抜けたばかりなのになぁ
「あっはは〜・・・ご、ごめん」
「本当に反省してんのかよ!?」
「し、してるって・・・」
「・・・じゃあ、Aさ・・じゃなくてAが俺を子ども扱いしてるとき。どんな時だよ」
「・・・」
そう言われると、口が閉じる。
あー・・・やばい。楽鳥にまた怒られる
「あーもう、自覚ねえじゃねえか!」
言わんこっちゃない。
そう思うと、楽鳥から多くの言葉が放たれる
「まず、飯食いに言ったら俺に奢らせること!!女は出さなくていいんだよ!
あと!しゃがませてまで頭を撫でるな!!!
それからッ―――」
それから数分・・・も無かったかな、楽鳥の言葉は私に降り続けた
頭を撫でる行為とか、確かにしてた。と思う事もあれば
お姉さんぶってるとか、よく分からないことも言われた。
勿論、無意識にしていることも。
「も、もう大丈夫ですごめんなさい・・・」
そう小さくなりながら言うと、
楽鳥も少し落ち着いたのか、う゛っと言葉を詰まらせ
「・・・そりゃ俺はAより年下で子供な部分あるかもだけど
お前より体力あるし、背だって高ぇし
その・・・」
そこまで言うと、頭を掻き私の肩をがしっと掴んだ。
「お、お前に・・っAに頼ってほしいんだよ。気づけ!!」
顔を真っ赤にして、大きな声で叫んだ。
それに、少しだけ驚いた私
「う、うん」
体を固めて答えた。
すると、楽鳥はそのまま私の肩に顔をのせて
「子ども扱いされると、恋愛対象外みたいに感じんだよ」
むす、としながら言った。
「俺より小さいくせに、威張るな」
・・・こういう所が子供みたいなんだって。
そう思いつつも、口に出さずに
「はーい」
微笑みながら返事をした。
250人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
crrrr - 何度も読ませて頂いておりましたが、数年経ってまた読みたくなりまた読ませて頂いています。大好きです! (2022年7月10日 2時) (レス) @page1 id: 960a6975c5 (このIDを非表示/違反報告)
RINN - 次は激ピンクの作品が読みたいです! (2018年10月7日 7時) (レス) id: b532f9f747 (このIDを非表示/違反報告)
にょんすけ - いえいえ〜、全然大丈夫ですよ!むしろよかったです^_^ニヤニヤしながら読んでましたwwリクエスト答えてくれてありがとうございました! (2014年11月9日 23時) (レス) id: 91ca37a4af (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - にょんすけさん» 作成させていただきましたが、なんか甘やかしているって感じが出てないかもしれません…!すいません (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
不雲綺(プロフ) - にょんすけさん» いえいえ、こちらこそすいません。了解です!書かせていただきます! (2014年11月9日 14時) (レス) id: 30ec80f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:不雲綺 | 作成日時:2014年7月31日 10時