新しい家 ページ23
貴「私は………中島さん……が良いです。」
敦「えっ?僕?」
中島さんはとても驚いた顔をした。
私が何故中島さんを選んだのか。その理由は、見た目である。私は、この見た目の所為でいじめられた事も何度もあった。気持ち悪い。悪魔。人間じゃない。化け物。等と散々言われてきた。
寶、中島さんは、大丈夫だと思ったのだ。此処に居る人達は、勿論、良い人だ。けれど、矢張り、怖かった。
又、同じ事をやられるんじゃないか。
勿論、中島さんの事も完全に信用は出来ていない。けれど、此処に居る人の中だったら、一番安全そうだったからだ。
年が近そう。という点では、泉さんや宮沢さんもそうだけれど、近過ぎる人にお世話になるのは迷惑過ぎると思ったからだ。
寶、年が近そうで、見た目が似ている中島さんにした。
敦「良いよ。僕で良ければ。宜しくね。」
私は、コクリと頷いた。
後ろで太宰さんは動かなくなっていた。
ナ「其れでは!家も決まった事ですし、日用品を買いに行きましょう!」
与「そうだねェ。洋服だって、もっと良いのを着せてやりたいし。」
私の格好は、白いぶかぶかのTシャツに紐で止めて、引きづる状態になっているスカートだ。
ナ「其れでは、私達は買い物に行って参りますわ!帰ってきたAさんを楽しみにしていてくださいませ!」
泉「…私も行く。」
泉さんの言葉と共に、ナオミさん・与謝野さん・泉さんに手を引かれ、私は、買い物に行く事となった。
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みさき(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年7月9日 23時) (レス) id: 071d00f0ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀花 | 作成日時:2019年6月14日 21時