私の自◯計画 (ページ15)

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その後ページ15

それからも、毎日蹴られ、殴られの日々だった。

暫くだった頃、私は売られた。

この数週間。
唯々、床に寝っ転がって、蹴られ続けていただけなので、何とも思わなかった。

私が売られたのは、とある犯罪組織だった。けれど、それ程人数も多くなく、小さな組織であった。

ある時は、密売をしていたり。
また、ある時は、沢山の人を殺めた。

私も何人もの人を殺した。

入った時から殺しを教えられた。暗殺や体術。武術。拒めば殺すと言われた。

けれど、母の手紙を思い出し、死ねなかった。死にたくなかった。

人を殺めた時の瞬間は脳裏に焼き付いて、離れることはない。

助けを求める姿。泣き叫び、自身を運命を呪う人。恐怖で絶望した表情で立ち尽くす人。叫び、逃げ出す人。

その瞳に映る、目に光を移さない自分の顔。

全てが残り続けた。

けれど、そんなの嫌だった。しかし、何処かへ行くことは不可能だった。

だから、私は考えた。考え続けた結果は殺す事だった。

だがしかし、私に殺しを教えたのは組織の人間だ。叶うはずなんてなかった。

だから、私は鍛えた。

どれだけ体が悲鳴をあげようが、どれだけ自身が怪我をしようが、関係なしに、唯ひたすら鍛えた。

一年ほど経った。その日は、とても寒い日だった。

私は逃げ出した。

走って走って走り続けた末に着いた場所は、とある川だった。

組織は、逃げるのに邪魔な奴のみ殺した。

後ろを振り返る。

組織が追ってきていない事を確認すると、私は、橋の上に立った。