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隣はメンバーだろうと思って横を見たら、僕の隣は
彼女が陣取っていた。
そして、僕の頬にキスしてきたのだ。
ちょうどカメラのシャッターが切れるのに合わせて。


最悪だ。
A以外からのキスなんて一ミリも嬉しくない。


そんな、僕とは対照的に彼女は満足そうに離れていった。


「グク、大丈夫?」

一番最初にTHヒョンが気付いていてくれて心配そうに僕を見る。
異質な雰囲気を漂わせる僕たちにメンバー達が心配そうに駆け寄ってきた。


「どうした?」


YGヒョンが険しい顔をして聞いてくる。


でも、それに僕は答えれなくて、THヒョンが代わりに説明してくれた。


「何それ!最悪!」


JMヒョンが珍しく怒っている。


「グクが見向きもしないから、きっと嫌がらせしてきたんだ」


とJHヒョンも普段の明るい雰囲気を消し去って静かに怒りを顕にしていた。


「とにかく、ここに居てもしょうがない。
戻ろう」


感情を露わにするメンバーを何とかRMヒョンが落ち着かせて僕達は会場を後にした。


車に乗ってホテルに着いてキスされた部分を何回も洗った。でも、不快感は消えてくれなくて、、


次の日になっても気分は最悪なままだ。
なるべく表情に出さないようにしていたけど、長年一緒にいるヒョン達には気付かれていて、どこか気遣わしげな目線を僕に向けてくる。
そんなヒョン達に僕は


「トイレに行ってくる」


っといって部屋を出た。


暫くしてトイレから戻った僕は部屋のドアを開けると、何やら皆で集まってスマホを見ているメンバー達。


僕は何を見ているのか気になってその輪に近づく。


「どうしたんですか?」


僕の声にギクッと慌てるJMヒョン。


「えーと」


どう誤魔化そうか迷っているJMヒョンにJNヒョンが


「ジミナ、どうせ隠してもバレる」


といってスマホを僕の前に差し出す。


それは昨日同じステージに立った彼女のInstagramで、
共演者全員で写っている集合写真と共に彼女が僕の頬にキスしている写真がアップで載せられていた。


「気にするな」


そう、YGヒョンが僕の肩を叩いて声を掛けてくれる。
けど、これをAが見たらどう思うか考えると胸が苦しくなる。


重い空気が流れる部屋にスタッフが入ってきて、リハーサルに呼ばれる。


僕なんとか切り替えてリハーサルに向かった。

〇→←嫉妬



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(プロフ) - とても読んでて楽しかったです!続きのパスワード教えて欲しいです! (2022年2月8日 12時) (レス) @page37 id: 95db141eb0 (このIDを非表示/違反報告)
美加莉(プロフ) - さくらさん» あ!そうなんですね!!いえいえ、全然大丈夫です!ご対応ありがとうございました😭 (2021年11月23日 21時) (レス) id: d0142f9e8a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 美加莉さん» すみません!最初に小春という名前で始めた名残で一旦、小春という名前で書いて後で名前変換できるようにしています。ですが、所々出来ていなかったみたいです。サッと直しましたが多分まだ直せていない部分があると思うので、時間がある時に見直して直していきますね。 (2021年11月23日 21時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
美加莉(プロフ) - いつも楽しみに拝見しています!一つ質問なのですが名前の小春というのは主人公の名前なのでしょうか? (2021年11月23日 21時) (レス) @page17 id: d0142f9e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年11月15日 19時

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