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ライブが終わり、私は感動のあまり、何も言葉が出なかった。

A「お姉ちゃん…!本当にすごいライブだったね!!」


姉「凄すぎて言葉にできないくらいだね!! こんなライブ初めて…!」


A「ちなみに私すごいタイプの人見つけちゃった笑」


姉「私も!いわゆる“推し”ってやつだね!笑」


A「お姉ちゃんは誰が推しになったの〜?」


姉「私は聖川くん…///」


A「THEお姉ちゃんのタイプって感じだよね!笑 凄い納得笑 聖川くんかっこいいのに可愛いって最強すぎない?笑」


姉「そうなの!! もう途中から聖川くんしか目に入ってこなかった…//// Aは誰が推しになったの??」


A「私…一十木くんがかっこよかった////」


姉「すっごいかっこいいよね! 推しになるのも分かる!!」


A「なんかね、昔仲良かったお兄ちゃんにすっごく似てるの…!」


姉「もしかしたらその子なんじゃないの?!」


A「確かにアイドルを目指してたけどまさかそんな偶然あるかな…?」


姉「昔の男の子は名前なんていうか覚えてないの??」


A「それが…ずっと“お兄ちゃん”って呼んでたから思い出せないんだよね…」


姉「うーん、もう10年も前の話だもんね…しかたないか…」


A「それに、お兄ちゃんは私のこと覚えてないかもだしね…!笑」


姉「そんなことはないはずだよ!! 絶対Aのこと覚えてるよ!」


A「ありがと笑 そう信じとく!笑」


姉「それでよろしい笑」


こうして私とお姉ちゃんはすっかりスターリッシュのファンになった。

それからというものCDや雑誌、テレビなどを見て、すっかり一十木くんの虜になっていた。


そんなある日お姉ちゃんが勢いよく帰ってきた。


姉「Aー! 今度スターリッシュの単独ライブがあるってー!!」


A「行くーーー!!!」


姉「だよね!! 2日間とも応募するよね?」


A「もちろん!笑」


そして、私たちは見事2日間とも当選した。

更に、今回のセットリストのCDにはサイン会の応募券がついていた。なんと、2日間のライブの真ん中の日にやるらしい…!(ライブ→サイン会→ライブ)


A「待って待って! これサイン会当たったら最高すぎない?!」


姉「ね!! だってサイン会で近くで会えて、次の日さらにもう一回ライブ見れるわけでしょ?!」


A「…応募しよ笑」


姉「だね笑」

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作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時

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