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そしてダブルアンコールも終わり、ライブは幕を閉じようとしていた。


A「あ〜もっとライブ観てたーい!!」


姉「私もーー!!ライブ一瞬すぎ!!」


A「あっ! そうだ!」


姉「ん?? あ!!」


「「椅子の下!」」


声がハモって私たちは声を出して笑ってしまった笑


姉「もうみんな帰り始めてるし、早く見てみようよ!!!」


A「ちょっと待ってね・・・」


ガサガサ


A「あっ!あった!これかな??」


私は椅子の下にテープで貼ってあった紙を見つけた。


姉「きっとそれだよ!! 開けてみようよ!」


A「なんか緊張してきた・・・////」


姉「こっちまで緊張してきちゃったよ笑」


A「よしっ開けるよ?!」


姉「おー!」


A「?!『ライブが終わったらそのまま残ってて!』って書いてある!」


姉「きゃー!それってこの後何かあるんじゃない?!!!」


A「えっ、えっーー?!!!」


私は一瞬頭が回らなくなった。
そして、会場の人たちが帰る中私たちはとうとう最後の二人になった。


姉「・・・誰もこないね笑」


A「なんかの間違えだったかな?笑」


??「すみません。Aさんで合っていますでしょうか?」


A「は、はい!!」


??「お待たせして大変申し訳ございません。私、一十木音也のマネージャーの高橋と申します。」


A「一十木くんのマネージャーさん!?」


マネ「音也から話は聞いております。楽屋へ案内するのでついてきて頂けますか?」


A「は、はい、、、」


姉「そしたら私は外で待ってるね!!」


マネ「あなたはAさんのお姉さんですよね。一緒に来て頂いて大丈夫ですよ。」


姉「お気遣いありがとうございます!」


A「やった!お姉ちゃんがいてくれたら心強い!!笑」


姉「でも、楽屋に呼び出されるなんてAやるじゃん!笑」


A「ほんとなんで私なんだろう、、笑」


姉「やっぱり可愛いから?笑」


A「可愛くないし!こっちは真面目に聞いてるのにー!」


姉「ごめんごめん笑」


マネ「ふふっ(音也に口止めされているので昔からの想い人であることは内緒でしたね笑)」

26→←24 ※一十木音也side



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作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時

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