恋して、2

酔っ払い ページ27

．3









『…こんなとこで寝っころがらない』
「えーーー」









酔ったAはスーパーハイパーに超面倒だ。

いつもの10倍は明るくなる。で、明日二日酔いでいつもの10倍暗くなる。アホか。









「りょーがくーん」
『Aさんお風呂入らないの？』
「明日はいるうー」
『はいはい』









ケケケと嬉しそうに笑うA。









『じゃあちゃっちゃと寝よう』
「えーまだ飲めるーーー」
『はぁ？飲ませねぇよ寝てくれ』
「えーー？動けないからねれなーい」







って言いながらふにゃって笑う顔はなんつーか、犬と猫を足して2で割った感じっつーか。まぁ好きってなだけなんだけど。









「あっ名案！ここでねる！そうしよ！」





そのここでねる人には

『俺も？』
「うん」





当たり前に含まれてて、まぁ俺は単純だから寝室から枕を２つと2人分のブランケットを持ってくる。









『持ってきたので寝てください』
「稜雅のこのシャツほんとかわいー」
『聞いてます？』
「え？なんの話？」









隣で横になったAは俺の顔をみると無邪気に笑う。









『……好きって話』
「ふふーんわたしもー」









数時間の抵抗の末、睡魔に負けたAの頭を優しく撫でる。









酔ったAはスーパーハイパーに超面倒だけど、酔ったAはスーパーハイパーに









『…超可愛いよな、お前』









超可愛い。









．酔っ払い

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