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私はそんな照史を見るなり部屋を飛び出した。
一刻でも早く帰って…シャワー浴びたい。
寝て忘れたい。
涙を隠したくて気づかなかった。
「っうぉ、」
「きゃっ、」
誰かにぶつかった。
明らかに男の声。
…やばい、なんて思った時にはもう遅くて。
ぶつかった衝撃でフードがはらりと取れ…その人物と目があった。
「あ…、」
「は…？なんで…」
…最悪。
なんでこんな時に？
体操服を着た重岡は…私を見て目を見開いた。
男子階にいるはずのない女子の私。
しかも、、、泣いてる。
ものすごく気まずくて急いでその場を去ろうとする私の腕を…引っ張った。
大毅「…そっち先生おった。」
フードを私に被せながらずんずんと前に進んでいく。
…やめて、いま…優しくしないで。
腕から私の手に移動した重岡の手を…自然と握っていた。
こっちを振り向く気配を感じたけど…見れるわけない。
大毅「…あ、」
照史「A…シゲ…、」
聞こえてきた照史の声に…余計顔が上げづらくなって。
…ごめん、今だけ。
重岡の意外と大きな背中に隠れて…重岡の体操服をギュッとつかんだ。
……ほんまにずるい女やなって自分でも思う。
重岡に頼ってるくせして…照史が追いかけてくれたって言う事実が嬉しくて。
でも友達の応援のために都合よく使われたことは未だに腹立ってて。
あー…自分、ほんとめんどくさい。
自己嫌悪に陥ってまた体操服を握る手の力を強める。
そんな私に…重岡は腰のあたりをポン、と撫でてくれて。
大毅「…行くで。」
重岡にしては珍しく気を利かせてくれたのに…
…なんなの、今更。
また私の肩を照史がつかんだ。
照史「…お願い、ちゃんと話したい。」
「…私は話すことない。」
照史「俺はある。」
「…離して。」
照史「…誤解やねん。」
「離してって！」
大毅「っ、あほ。」
思わず大声を出してしまった私。
私を隠すように抱え込み、周りを見渡すと…
大毅「…ごめん、照史。」
そう言って…私の手を引いて走り出した。
着いた先は…
智洋「おかえりー……え？」
大毅「ごめん、説明後。」
重岡の部屋だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
