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照史「俺…」
崇裕「ただいまぁ！」
「っ、」
照史が口を開いた瞬間、ガチャっという大きな音と一緒にそんな大きな声が響いた。
目の前の照史は“まじか、”と小さく呟いて大きく息をついた。
崇裕「あれ、まだ2人一緒におったんー？」
入ってきたのは照史と同室のはまちゃん、とかいう人。
初めて見たけどなんか優しそうな人。
照史の周りにはやっぱこういう人が集まるのかなぁ、なんて。
照史「お前なぁ、ほんっまタイミング考えろや。」
崇裕「ごめんごめん(笑)Aちゃん？やっけ。もう大丈夫やで。」
「…え？」
大丈夫って…何が？
意味がわからない、といった私にはまちゃんさんは言葉を続けた。
崇裕「あ、聞いてへんかった？俺雛美ちゃんのこと気になっててん。友達も凛ちゃん気になる言うてて。そしたら照史が俺がAちゃん連れ出すから…」
照史「っおい、！あほ！」
慌てて照史ははまちゃんさんの口を塞いだけど…聞こえちゃった。
あー…なるほど、ね？
照史は友達の応援しただけってわけだ。
…なんだ、そう、だよね。
照史が私のこと好き、なんて夢のまた夢のまた夢の…
ありえるはずなかった。
照史の好きなタイプと真逆のタイプの私。
ハマるはずなんてなかったのに…。
照史の行動に、言葉に勝手に期待してドキドキして…
…ばかみたい。
悔しくて涙が出そうなのを必死にこらえて、泣きそうになってる顔を見られたくなくてパーカーのフードをかぶって俯いて…
照史「…A？」
「大丈夫！」
照史「は…」
「分かっとる。うん、ごめん。」
照史「なに、言うてんの？」
何、よ…その顔。
なんでそんな傷ついてるような顔するん？
傷ついてんのは私やのに。
何なん、その顔…
「…帰る。」
照史「え…ちょい待ってや、」
「触らんで！」
初めてだった。
大好きな照史に声を荒げて…腕を振り払ってしまったのは。
案の定、照史も驚きに目を見開いてて…
でも謝ってる余裕なんてない。
「照史のあほ…嫌い。」
…言ってもた。思ってもないこと。
本当なそんなこと思ってないしなんなら大好きだし。
でも…悔しかった。
気持ち弄ばれてるみたいで。
我慢できずポロポロ涙を流しながら睨むと…照史も泣きそうな顔をしてた。
…なんでそっちが泣きそうになるねん。
…腹立つ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
