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午後10時。
本当は女子禁制の男子階。
パーカーのフードを被って顔を隠して、なんとか見張りの先生の目を盗み見てたどり着いた1136室。
…どうしよう。めちゃくちゃ緊張する。
でもここで渋りすぎて先生に見つかっちゃうのは嫌だから一度深呼吸をして、16年間生きてきた中で1番バクバクと大きな音を立ててる心臓をなんとかおさえつけて…1136室のドアを三回ノックした。
結構…と待ってない。ほんと5秒待ったか待ってないかくらい。
そのくらいの時間でドアが開いてさすがにびっくりして。
目を見開いて固まってる私に照史は笑いかけて…
照史「なんやねんその顔。早よ入れや(笑)」
なんて私の手首を掴んで引っ張った。
わ…お風呂上り、なのかな。
いつも綺麗にセットしてある前髪を下ろしていて。
…なんか、かわいい。
こんな照史見れるの、レアじゃない？
…どうしよう、落ち着けてきたはずなのに。
また心臓の音がうるさい。
照史「…あほ、見過ぎや。」
「った、…え、」
照史「さっきから見過ぎ。見惚れとんの？つて。(笑)」
うそ、完璧無意識だった。
前髪おろしてる照史がなんか可愛くて幼くて…
ついついじっと見ちゃって。
そんな私のおでこをペチッと優しく叩いてまた私の好きな笑顔で笑った。
…もう、ほんまにずるい。
そんなこと言われたらなんも言えへんやん。
照史「ちょい待て、つっこめや！恥ずいやんか！」
黙り込んだ私にがははっと豪快に笑いながら肩を組んでポンポンと叩いてくる。
…これも、照史は私のことなんとも思ってないからできることなのかな、なんて。
だめ。今日はそんなネガティブなこと考えないって決めたの。
考えちゃ…だめ。
「やって…ほんまに見惚れてもたもん…」
照史「は…」
「……前髪下ろしとる照史、ええと思う。」
「……かっこいい。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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れもんてぃー(プロフ) - Aさん» ありがたいお言葉...Aさんのように楽しみにしてくださる方がいたら私自身も執筆の意欲が湧きます！ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年10月19日 1時) (
レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
A - れもんてぃーさん、、、めっっっちゃ面白いです！！！本当に止まらなくて！大変かもしれませんがとってもとっても続きが見たいです！楽しみに待ってますので、更新頑張ってください！！ (2019年10月15日 22時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー(プロフ) - イエーイさん» ほんとですか？めちゃめちゃ嬉しいです、ありがとうございます(；；)頑張るので応援よろしくお願いします！ (2019年8月19日 21時) (レス) id: 95a666bd2e (このIDを非表示/違反報告)
イエーイ - ちょー良かったです！今まで読んだ中で､一番ドキドキしました♪更新これからも頑張ってください！ (2019年8月19日 17時) (レス) id: c1b6ca1cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんてぃー | 作成日時：2019年8月4日 21時
