Daily【中村悠一】

32 さよなら ページ32

んー、疲れた。声優っていうお仕事は は楽しいし好きだけどやっぱり疲れる。

早く悠一くん補充したい。





ドアを開けていつも通りの悠一くんの家の玄関。
早く、会いたいな。


靴を脱ごうとすると悠一くんの声。


中村「……あぁ。
うん。うん。ごめん、わかってる。
別れるって。俺、お前の方が好きだから」




！？

な、、、、な？え？？


どういうことなんです？？え？？


別れるって私と？お前のほうが好きって私以外にいたってこと？
わかんないわかんない。


とりあえず何も聞いていないふりをしてリビングに入る。


A「悠一くんただいま！」

中村「おかえり」


A「着替えてくるね！」


中村「おう」


別段、これといって変わったこともないし。多分私の聞き間違い。


A「ご飯食べたー？」


中村「ごめん、A。ちょっと話があるんだ。」


A「！？

えっと……う、うん。なに？」


中村「俺と別れて欲しいんだ。
お前以外に好きなやつができた。
今からそいつが家に来るんだ。お前、出てってくれねぇか？」


A「え！急に何！？どうして！？」


何が何だかわからない状況になってきて玄関のチャイムがなる。


中村「早いな」


インターホンで「開いてるぞ」って玄関前の悠一くんの新しい好きな人に伝えて、玄関が開く音がする。



中村「あいつだよ、俺の新しい好きな人」


杉田「おー、中村来たぞー」




A「お前かよ！！！！！！！！！！」




ーーーーーーーーーーーーーー



A「っは、っ……はぁ、は……

……夢。
汗やばい。」








A「ってことがあったんですよねー」


杉田「いつからお前の好きな人が俺になってたんだ？」


中村「気持ちわりぃ！！！！」


A「いくら夢でも『出てってくれねぇか？』はひどいですよね！杉田さん！！」


中村「だから夢なんだろ！？」


杉田「大事にしてくれよ、中村」


中村「やめろ！！！！！！！！」

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