すの生活

橙 ページ42

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新大阪に着いたら病院の最寄り駅まで行き

タクシーで病院まで行く








「大吾、流星っ」




大吾「康ちゃんっ」




流星「康二くんっ」








病室の扉を開けると目を真っ赤にして

パンパンに腫れた目をしている弟たち








「ごめんな、遅なった」








そう言うと2人さて泣きそうになりながら首を横に振る








「…悪いんやけどさ飲み物2人で買ってきてくれへん？

2人もなんか好きなの買ってき？」




「「うん」」








2人が出て行ったのを確認して

起きてるであろう義理母に口を開く








「お前がおらな誰があの子らを守るん？」




母「…」




「お前が大嫌いな俺があの子らを引き取ったら

俺は何するか分からへんよ？

ずっとお前にされてきた仕打ち忘れてへんしな」




母「っ！やめて！あの子たちには何もしないでっ」




「じゃぁ早く治せや。何が病気やねん

俺を叩いて蹴って暴言吐きまくって楽しそうにしてたよな？」




母「…悪いと思ってるわ…ほんまにっ…」




「今更言われてはい、そうですか。ってなるわけないやん

されてきたこと俺は一生傷として残ってるんやで」




母「…っ…」




「お前が俺の父親に捨てられて俺だけ残って

憎らしい気持ち分かるで…

でも俺はお前にされてきたこと忘れることは出来ひん

だけど俺にとってはお前は母さんやからっ…

大吾と流星の兄貴やからっ」




母「っ…分かってた…貴方が歩み寄ろうとしてくれたのを

でも弱くて不安を不満をどこにぶつけていいか分からなくて」




「…今すぐにじゃなくてもいいっ…

少しずつまた、歩きたいんや！！…母さんと…一緒に」




母「…こ、じ…康二っ」








久しぶりに母さんに呼ばれた









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