義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

心が躍る ページ9

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ノアに窘められたカイザーは不満気ながらもはいはいと大人しくしていることを選んだようだ。







「バスタード・ミュンヘンの哲学は”超合理性”だ。俺は印象や感情といった視えない力は基準にしない。



勝つための”数値”を持つ人間をレギュラーに選ぶ



A、ランキングを出せ」






『了解、マスター』






タブレット端末を操作するとノアの背後に全ての選手の順位が表示されていく。







『……(世一は最下位か…)』







仕方ない。ここはそういう場所だ。




”数値”主義の事実競走。それがバスタード・ミュンヘン。




11位以内のメンバーを確かめようと画面に視線を向けた時ある場所に目が止まった。







『…あれ、シュナイダーが12位…？』







ドイツメンバーは11人いたはず……まさか青い監獄の誰かが上位にいるというのか。








『ノア……青い監獄も隅に置けない存在かもしれませんね……』








國神練介、青い監獄の敗者復活からの刺客。



血湧き肉躍る感覚が体中を走った気がした。

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