義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

微笑ましい ページ39

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年齢は離れていても、俺たちはお互いの足りない部分を補って生きてきた。







「姉ちゃん、ここ教えて欲しいんだけど…」



『いいよ世一、こっちおいで』





勉強が苦手なら姉ちゃんに教えてもらえたし






「走る時はこう、前に重心を向けて」



『こ、こう…？』





運動がからっきしな姉ちゃんには俺がコツを教えてあげて。



近所でも有名な仲良し姉弟だったと思う。

留学をした後でもビデオ通話やハガキだって送った。



ブルーロックに姉ちゃんが来て、やっと成長した俺を見せることができると思っていた。



なのに







「公の場で姉とイチャつくな」



「それは無理なお願いだな世一」







この青薔薇野郎が…！！！

練習も終わって共同で使う部屋で姉を見つけたため、話しかけようと走って寄るとわざとらしく横からカイザーが出てきて今に至るのだ。








「練習も終わったんだしさっさと自分の部屋に帰れよ！！」


「それも無理だな。この後はAと自主練に付き合ってもらう予定だ」






子犬のようにキャンキャン吠える弟とそれを流す恋人を横目に小さくため息をつきながらアフターチェックを行う。








「あれいいのか」



『いいんだよ放っておいて。介入すると面倒だし



………何より見てて微笑ましい』




「奇人奇人」


『すごい正直だね』






自身のデータを見に来たであろう黒名くんと2人の光景をみる。










『まあ、カイザーにとって世一はいい刺激になってくれるって思ってるから



はい黒名くんのデータはルームタブレットに送信しておいたよ。訂正があればまた言ってね』









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更新再開します。

いつか番外編も出したいですね。
あとイチャつかせたいですねははは。

エンカウント→←お疲れ様

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