義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

白い大きな犬 ページ30

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『えと、潔Aです…よろしく』





「潔？

あー凪誠士郎。よろしく」







あ、この人がアギの言っていた凪なんだ……

差し出した手を気だるげに取り、握手をするとじっとこちらを見てくる。







「潔ってことは親戚かなんかってこと？なんでここにいんの？」




『一応…というか正真正銘の姉です。


今はドイツのバスタード・ミュンヘンでアナリストしててそれでここにいるって感じかな』




「彼女は俺とはまた違った分析屋だ。セイシローのことを話すと会いたがっていたぞ」








またそんな誤解を招くような言い方を…

「え、そうなの？」ってこちらを見下ろして手をにぎにぎされる。


なんだか大きな白いわんこみたいだ…









『会いたがってたっていうか…アギが嬉しそうに話すから…』




「あーアナリストって言ってたもんね。じゃーやっぱりアギみたいな感じなんだ」





『そんな感じだね。選手を分析して数値にして勝利に導くって感じだし』





「えーすごい」







なんて明らかに棒読みで褒められる。

にしても本当に背高いな185以上は余裕であるだろうなあ……

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