義兄なんて断固拒否【ブルーロック】

自慢 ページ13

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「……嬉しそうだな」




『っへ？！そ、そうですかね…』




「鼻歌が増えている」







場所はマスターストライカールーム。

選手のバイタルチェックをする際、指示を仰ぎやすいということもあり、ミーティング後の数時間はここに入り浸っていた。


ていうか、私そんなに鼻歌してたかな…







「潔世一か」



『……ノアには隠し事なんて通じませんね〜』







隠すほどのことでもないんですけど、と言うと興味なさげにモニターに目を移していた。







『昔は私も世っちゃん世っちゃんって呼んでたんですよ。

可愛くないですか？世っちゃんってあだ名』




「さあな」








ドライだ……なんて思いつつも弟との思い出に浸る。



公私混同はしないが今はもう練習時間では無いし、ここには私とマスターしかいない。



少しくらいいいだろう。








「で、その自慢の弟は伸びそうにあるのか」








まーたそんな意地悪な質問しちゃって。


仮定より結果を求めるってのはさすがだと思うけど





だから自信満々に答えられる









『この環境なら、嫌でも伸びますよ。





ていうか、弟なら死んでも足掻きます』

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