恐怖の感染都市から脱出しろ！【stxxx】

バラバラ ページ17

……


しばらく考えたけど、誰も意見を変えようとはしなかった……






ジ「もう、そういうことなら、互いにやりたいことをやればええんちゃう？」





と、ジェル先輩が言った





「どういうことですか？」


ジ「だから、ここにいたい人は、ここで救助を待つ。出たい人はここから出る。じゃないと、一生決まらへん」





って事は、皆バラバラに行動するってこと？



私は……嫌だよ……





な「っ……いいんじゃない？大丈夫。莉犬くんと、るぅとくんは俺が、守るから」




ななもり先輩まで……




ジ「遠井さんはこっち側でいいよね？ころちゃんも」



遠「本当にその選択でいいの？」



さ「……もう少し、方法があったと思うけど、皆意見が違うんだから仕方ない」





でも……仕方ないのかな……





ジ「俺とさとみは、武器とか調達しに行くけど、何か欲しいものある？」



こ「身を守れるものなら何でも〜」



「……私は木刀で」




さ「んじゃ。行ってくるわ」









と、二人は出て行った









る「本当にいいんですか……？皆ばらばらで」



莉「でも……怖いよ。やっぱり」








と、遠くで話してる声が聞こえる







仕方ない……

仕方な……くない




私達は、どんな時でも一緒なの……




せっかく生き残ったのに、どちらかが助からないかも知れない……







「本当に、それでいいんですか？？ななもり先輩達」






私は、気付いたら声をかけにいってた






な「どういうこと？」



遠「Aちゃん……」







「本当は、助からないかもって分かってるんじゃないですか？」






だって、頭の悪い私にもわかるよ


そのくらい……






「もし、助けがきても……確実に上空から助けれるへりがきます。ヘリの音とかで、ゾンビが集まるんですよ？その中をかい潜ってヘリへ乗れますか？無理ですよね？」






な「じゃあ、今からゾンビのところに行って死ぬの？」






「……死にませんよ。私達は。強いんですから。私は、皆で帰りたいんです。皆で生き残りたいんです。少しでも希望のある方にいきたいです。助けなんて、来ても数週間ごとかですよ！！その間に餓死で死ぬなら！希望のあるっ外へ……！」






すると、残ると言った人達が黙った……





遠「Aちゃん。良く頑張ったわ。ななもりくん。Aちゃんだって、本当は行きたくないんだよ？でも、少しの希望があるからいこうとしてるの」





そうだよ……


私だって……行きたくないんだから……

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