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「俺、Aが自分の事好きなのかもって薄々気付いてた」
『お、おぅ……』
「めちゃくちゃ嬉しかったけど。隼もAのこと好きだったし、自分もAのことが好きとかいっといてお前らふたりが付き合えばいいのに、とか意味わかんねーこと考えてた」
『俺、は…俺は、そうは思わなかった』
「…ん」
『いくら玲於でも、好きな人はとられたくないって必死だった』
「だから俺は所詮、そんくらいの気持ちだったってことだよ」
『けど!“そんくらい”でも玲於の気持ちはどうなんの?』
「いつか消えんじゃねって思ってた」
『消えたの?』
「……俺、Aに告白された時、隼とのその後の関係性を優先した…
Aとは中学で知り合ったけど、隼とはそれこそ一生つるんでたいくらいの奴だと思ってたし、…思ってるし、今・も・!」
『ー…玲於ごめん俺「あやまんな」
「…あやまんなよ」
謝るべき相手は、いつだってAだ
「知ってて、利用した」
『玲於?』
「俺に彼女がいるって、Aに言った?」
『…』
「」
『…』
「隼」
『ごめ「俺も言った」
『え…』
「彼女がいるから付き合えないって、フッた」
「そしたらAは諦めるし、隼の言ったことはほんとになるし、隼とも今まで通り変わらず居られると思ってた」
『俺の、早とちり…』
「ちがう」
『』
「結局、ダメだったじゃん俺ら。
…ダメって言い方が合ってんのかもわかんねーけど隼は俺から離れていったし、そしたら俺のやったこと意味ねーじゃんって思ったりして、そこからは自分が最低最悪の気分」
『最低最悪?』
「自分からフッたのにさ、まだAとの可能性はあるんじゃねぇかって」
『それって…』
「隼がダメなら次いくかって。ほんとクズ」
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作者名:彗星 | 作成日時:2020年5月22日 23時