・ ページ14
貴方side
相澤「……なるほどな。何者かがお前を狙って狙撃してきたと」
あの後、私は相澤に連行されて仮眠室に来た。
つい数時間前までヅラとここで話し合ってたのに、また連れて来られてしまったよ。
相澤「…まぁ、マスコミが駆けつけなかったのが不幸中の幸いだな」
病院は行かなくて大丈夫か？と、首を傾げて聞いてくる相澤。
見た目とのギャップよ。
『もう傷口塞がってるし、大丈夫だと思う』
相澤「そうか」
もう変な遊びはするなよ、と、それだけ言って相澤は去っていった。
いや、あれのどこが遊びに見えたの？完全に戦争だったよ？私の中では第二の攘夷戦争だったよ？
相澤が出て行ったのを確認すると、思いっきり肩の力を抜いた。
『……なーんか、疲れたァ…』
そう呟きながら、グンと背伸びをする。
天人に狙われてるって言われても、今更実感ないしなァ…
.
突然、背後から扉の開く音がした。
オール「おや、A少女じゃないか。……せてはさっきの乱射事件、君の仕業だな？」
来て早々失礼なことを言ってくるオールマイト。
別に間違ってはないんだけどさ。
『人聞きの悪い言い方すんじゃねェやい』
オール「私は事実を言ったまでだが？」
『うるせーな、頭のV字引っこ抜くぞオラ』
私は番傘を手に取り、オールマイトに向けながら尋ねた。
オール「あっ……Sorry、からかいすぎたね…ははっ…」
苦笑いをしながら、オールマイトは私と向かい合うようにソファーに座った。
トゥルーフォームだからか、妙に体が小さく見える。
オール「撃たれたところは大丈夫かい？」
『もう塞がったよ』
オール「そうか、それは良かった」
こう見えても、君が撃たれたと聞いた時は焦ったんだよ。
控えめな笑顔でそう言うオールマイトは、何故か悲しそうにも見えた。
.
マイク「……おっ！やっと見つけたぜ、オールマイト！」
慌てて仮眠室に入ってきたのは、山田だった。
オール「すまない、A少女。少し行ってくるよ」
軽く頭を下げて、オールマイトは山田と共に去っていった。
『……私も、人に心配されるような奴になったのか』
小さな呟きは拾われることなく、静かに消えていった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね！気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね！！私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ？ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年11月3日 23時
