26- バナナツインテール ページ2
爆豪side
陽の光が差し込む教室。
俺とA、2人きり。
だが、日光が苦手なAは、隅っこの方に寝転がって昼寝をしていた。
長いまつ毛に、形のいい唇。
小さい鼻で、規則正しい寝息をしている。
愛らしい。
そんなことを思いながら、俺はAの頬に手を伸ばした。
すると……
『っ…誰がオカマだ!!』
突然、声を上げたのだ。
寝言か…?いや、それにしてはデカすぎる。
俺はブンブンと頭を振り、再び手を伸ばした。
『……ツインテールはやめろ!…え、なに?じゃあ頭にバナナつけるって?それこそダメでしょ!』
どんな夢見てんだよ…!!
ツインテールするのに反対したら、頭にバナナだと?やってる奴鬼じゃねぇか!!
『だからさ!…え、バナナはバナナでも違うバナナ?男の棒?汚い方の?選べるかよ!!』
そりゃ選べねぇよ!!つーか選ぶモンじゃねぇだろ!!
コイツ、一体どんな夢見てんだ…?
そのことだけで頭が埋め尽くされる。
.
『っ……ば、くごー…』
か細い声で、俺の名前が呼ばれた。
俺は瞬時に反応し、思わずAの体を揺さぶった。
爆豪「おい、A!」
『ば、くご…』
爆豪「ここにいる! 俺はここにいんぞ!」
『ばく、ごー…』
顔を顰め、寝ているにも関わらず汗を流すA。
おまけに息遣いは荒く、苦しそうだ。
俺は不安でいっぱいになり、必死でAを揺する。
『ん……ば、くご…?』
意識が戻ったのか、Aの目が薄らと開いた。
爆豪「しっかりしろや、クソが!!」
『っ…くご、それ……ば、くごーの…』
と、Aは震える腕と口を動かす。
声に活気がなく、体にもほとんど力が入っていない。
すると、Aは人差し指で、あるモノを指さした。
足と足の間。
つまり、俺の股間。
『………ばくごーのバナナ……たわし、だったんだね…』
それだけ言って、Aの腕はパタリと落ちた。
爆豪「………死ねぇぇぇぇぇ!!!!」
俺の叫びと同時に、教室は爆破された。
.
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ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね!気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね!!私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ?ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす! (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちらちゃん | 作成日時:2018年11月3日 23時