約束を果たすため【wrwrd!】

約束 ページ22

gr「そして最後が俺もわからなくてな。

「前世と一緒」という言葉だ」




「…ゾムさんの聞き間違いじゃ？」




gr「あいつは人より洞察力・行動力が優れている。

あいつが聞き間違いなんてあるわけがないだろう？」





なんでそこも前世から引き継がれてるの！？



やっぱりゾムは未知数すぎる。



そして意外な行動しかしない。



前世も城の中での移動はほぼダクトだったし…！





「……っ」




gr「下手な言い訳をしない方が身のためだ。

本当のことを話すまで帰すつもりはない」




「…も、妄想ですよ！妄想！！！

私少しだけ妄想が激しくて…！」




ut「いんや〜？Aちゃん他の女子とはちゃうからな〜。

妄想癖とかないと思うけど？」




「なっ……！」





女子のことに関しては完璧なこいつが



居ることを完全に忘れていた。





gr「…いい加減。本当のことを言え」





グルッペンの声が低くなる。





「…言っても。信じられないと思いますけど」




ut「え？」




gr「ほう。どんな秘密を隠しているんだ。

俺はそれが知りたいだけなんだ」





グルッペンの目が少しだけ光る。



小学生かあんたは。





「ただ。これだけ言わせてください。

今からいうことは全て本当のことです。

信じないというのならなにもお話しません」




gr「あぁ。いいゾ」





ワクワクした目でこっちを見るグルッペン。



…前世もそんな目を向けてくれたらよかったな。






「私は、前世であなた方と会っています」

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