約束 ページ14
「はぁ……あなた達もが鬱さんのことを想っているのはわかりました。
ですけど。私が鬱さんと仲良くするのはあなた達が決めることでは
ありませんよね?」
女「なっ…!?」
「奢ってもらっている?それが羨ましい?
どうせあなた達も奢ってもらっているでしょう?
なにか買ってもらっているでしょう?
鬱さんは女性にはとことん優しいですからね」
女「来たばっかなのになにを知ったかで…!」
「えぇ。来たばかりですよ。
…ですけど、あの人達のことは……
ここにいる誰よりも知っている自信があります」
女「…っ!!なによあなた!!」
怒っている女性の一人が腕を振りかざす。
あ、これ叩かれるやつだ。
パシッ!!
「え…?」
女「だれよ!止めたやつ……は」
思っていた痛みは来なかった。
その代わり来たのは女子グループの歓喜の声だった。
甲高い声だ。すごく五月蠅い。
kn「なにしとんねん。お前」
「…シ、シッマ…?」
女子の攻撃を止めたのは、
昨日。私のことをあれだけ嫌っていたシッマだった。
女「コ、コネシマ君!どうしたの?」
kn「五月蠅い。それよりお前は今なにをしようとしてたんや」
シッマの声がいつもより低い。
この声のシッマは怒っている時だ。
…なんで怒ってんの?
女「えっと…こ、この女が生徒会のみんなのことを
悪く言うから…!その…だから、」
ないことを言う女子。
悪く言うというより…
事実を並べただけなのだが
kn「ふーん……。そうか」
シッマは納得したのか。
掴んでいた女子の手を離す。
するとシッマはこっちに寄ってくる。
女「み、見なさい!あなたが生徒会のことを悪く言うから!
コネシマ君に怒られるのよ!!!」
そう言って女子グループはまた甲高い声をあげる。
だから。五月蠅い
kn「…お前。確かAって言う名前やったな」
「…は、はい」
するとシッマは私の腕をつかんで
kn「屋上行くぞ。大先生が呼んどる」
「え…?」
状況が理解できない私。
そして私の腕をつかみながら教室を出るシッマ。
後ろの女子グループは「なんで!?」とか言っていた。
…いや本当になんで?
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うさもち(プロフ) - 私ねロボロの影響でね最近わししか使わん区なったわ (2019年2月14日 7時) (レス) id: 9102145107 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 現在進行形で、医科村さんのフォロー許可待ちのレモンです!これからも頑張ってください! (2019年2月12日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 前作心いたかったし泣きましたけどこの作品は読んでてニコッてなってます!ショッピ君はどうやった接点で記憶を取り戻したのだろう… (2019年2月12日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ@大天使推し - きゃらめる@書記長最推しさん» ^^ (2019年2月11日 17時) (レス) id: fce3d8ed6e (このIDを非表示/違反報告)
719(プロフ) - ロボロの一人称わしって可愛すぎですねありがとうございます( ˙-˙ )スンッ (2019年2月11日 15時) (レス) id: f775326799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:医科村 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ikamura0214
作成日時:2019年1月31日 18時