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高校の入学式。
まだ着慣れない制服で、見慣れない場所にいると、何故かまっすぐ歩けていないような気がしてくる。

桜の花が風で舞うのが綺麗で、目を奪われて、そのままぼんやりしているうちに人混みに流されてしまった。貼り出されたクラス分けの紙も見えなくて、さらに、周りは知らない人だらけ。

どうしようかな、と途方に暮れていると。




「A〜!クラス表見れた?私たち同じだよ!」




わざわざ私の方まで戻ってきてくれたのは、幼馴染の陽菜ちゃん。優しくて、かわいくて、明るくて。私とは違って、普通ならクラスの中心に立つような魅力を持った素敵な女の子。

それなのに、私を1人にしないようにって、いつも一緒にいてくれる、私の数少ない大切な友達。




『ほんと?陽菜ちゃんと同じ?…よかったぁ』

「うん、でも、ちゃんと新しい友達も作ろうね?」

『…うーん』

「…作る気ないね?」




バレた?と笑って誤魔化せば、陽菜ちゃんも仕方ないなあって言いながら笑ってくれる。

陽菜ちゃんさえ仲良しでいてくれるならそれでいいんだよ、と言うのはやめておく。私の方から陽菜ちゃんを縛り付けるのは嫌だから。




「陽菜、A!」




〜〜〜

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作者名:春野菜 | 作成日時:2020年7月23日 20時

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