60.『転生作家の弱点』 ページ15
「先生、どんだけ体力無いんですか」
愛梨が呆れたように、私を見ている。その少し離れた先では、元気に子どもたちが遊んでいる。
「体力と言うか、小学生達と張り合わせるのが、悪いんじゃないのか」
芝生の上に腰を下ろし、愛梨から受け取ったポカリを飲む。スポーツ飲料が身に染みる。
愛梨に連れられ、私は河川敷へと来ていた。そこに居たのは、少年探偵団で、混ざってサッカーをさせられた。
前にも言ったが、私に運動神経は備わっていない。
そのため、ものの五分で退場した。本当に死ぬかと思った。
「体力おばけじゃありませんよ、小学生は」
愛梨は可愛らしく頬を膨らませて、少年探偵団達のサッカーの輪の中に入っていった。
元気すぎるだろ、あいつら。
「……体力おばけだろ、本当」
眼を伏せて、私は蹲った。
「海月先生、寝ちゃってる」
芝生の上で彼女は眠っていた。歩美は眠りこける海月先生を眺めながら、そう呟いた。
「ほんと、ひょろっちいなー、海月先生」
元太が、頭の後ろで腕を組みながらそう言う。散々な言われようである。
「まぁ、海月先生が運動も出来ちゃったら何でも出来る超人になっちゃうから、このくらいがいいんじゃない?」
コナンが苦笑いを浮かべながら、フォローを入れる。灰原がそれに相槌を打って、愛梨がそれでも少しはしたほうがいいと海月にブランケットを掛けた。
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黒井蜜柑(プロフ) - 花枝さん» ありがとうございます!本当に、長らくお待たせしてすいません!週一掲載で続けていけたらいいなと思っていますので、なるべく終了まで更新停滞がないようにがんばります! (2021年5月24日 14時) (レス) id: 17dfef3a09 (このIDを非表示/違反報告)
花枝 - お待ちしておりました!おかえりなさい、これからも応援しています! (2021年5月23日 23時) (レス) id: 43f2320b1e (このIDを非表示/違反報告)
黒井蜜柑(プロフ) - きゃろさん» すいません、長らくおまたせしました!本当に更新停滞気味が多くてすいません。なるべく早くは続きを挙げたいと思いますのでもう暫くお待ちください。 (2021年4月29日 7時) (レス) id: 17dfef3a09 (このIDを非表示/違反報告)
きゃろ(プロフ) - おかえりなさいです!続きが更新されてるのが嬉しくて感想を書いてしまいました!続き楽しみにしています。 (2021年4月29日 2時) (レス) id: d6911c13cc (このIDを非表示/違反報告)
黒井蜜柑(プロフ) - 藤崎さん» 全然大丈夫です!期待に添えれるように、頑張っていきます。本当ゆっくりし過ぎですいません。 (2019年3月22日 23時) (レス) id: 16fd2908cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒井蜜柑 | 作者ホームページ:http://minanami2.naho.ayaka.
作成日時:2019年2月14日 16時