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計画 2 ページ47

あれで撃たれたら一発で死んでしまうかもしれない。っていうくらい凶悪ななにか禍々しい雰囲気を纏った武器だった。

 そんな奴らを相手にするのは御免だ。

「ってことは、明日からは人間じゃなくて悪魔を倒していくってこと?」

「あぁ、順位が近くてここから遠く離れたところにいる悪魔を探し殺す。俺の力があればどこにだって行けるからな」

 そう言ってモノクロがつま先を床にトントンすると、それに反応するように少し影が広がった。

「お前1人じゃ移動するのに時間がかかるだろ?」

 確かにいちいち電車やバスなんかで長距離移動なんてしてられない。その道中で悪魔狩りに見つかってしまう可能性もある。

「うん。まぁ。あ、でも悪魔はどうやって見つけるの?」

 俺は下手だったけど。悪魔たちは意外と上手く人間の世界に潜んでいる。

 人間に化けられたり隠れられたりしたら見つけ出すのは難しいし、そもそもどこにいるのかも分からない。

「簡単だ。あの手紙が届いたとき、本がどうこう言ってたろ」

「あぁ、あれ」

 例の手紙が届いたあの日、順位の書かれたタグに魔力を込めることによって出現した、黒い表紙の分厚い本を思い出す。

 悪魔の情報が書かれていた本だ。

「あれを見て、目星をつけた悪魔のとこまで行って殺すんだ」

「なるほど。でもあれ、ほんのちょっと情報があるだけで居場所までは書いてないよ」

 俺がそう言うとモノクロは不思議そうな顔をした。

「何言ってるんだ? 書いてあるだろ」

「え? 書いてなかったと思うけど……」

 タグに魔力を込めて本を出現させ、適当にページを開いて隅から隅まで眺めるけどそのページの悪魔の居場所はどこにも書かれていない。

「ほら」

 それを見せるとモノクロは首を傾げた。

「おかしいな。俺のには書いてあるんだが」

「え、俺のには書いてないのに」

 そして俺が本を消すのと同時にモノクロの手に俺のと違う血のように赤い表紙の本が現れた。

 モノクロも俺と同じように適当にページを開いて見せてくる。

「名前の下だ」

「あ、ホントだ」

 そのページの悪魔の名前の下、俺の本では空白になっている場所に確かにどこかの住所が書かれていた。

「それホントなの?」

「あぁ、一度確かめたから間違いない」

 見ている途中に住所が変わっていっている。移動しているんだろうか。

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- ネタ帳からきました。待ってやっぱりモノクロ好っきぃ!!! (2021年12月25日 21時) (レス) id: 7248708266 (このIDを非表示/違反報告)
ふな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張って下さい! (2021年7月24日 20時) (レス) id: eed263cb5f (このIDを非表示/違反報告)
Cry cry - 続きが楽しみです。がんばりんごー! (2021年6月22日 16時) (レス) id: 72089608d6 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - ワーッ!(?)どうも!はじめまして!読ませて頂きましたが、すんごく面白いです!頑張って下さい!応援してます! (2021年6月18日 21時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
まきぴろん(プロフ) - 遅れてごめんなさい(汗)完成しました!!ありがとうございました。 (2021年1月4日 12時) (レス) id: 24af0dff4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:衛生兵079 | 作成日時:2020年11月2日 14時

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