検索窓
今日:9 hit、昨日:44 hit、合計:86,614 hit

#27 ページ29






宮崎キャンプ最後の夜に


緊張じゃなくて


Aにキスしたのが俺のほうが先・・・


って言ってしまったことの説明をどうするかを考えてた


『あっ 巨くん お疲れ様』

「おつかれ」

『・・・・・』

「元気ない?」

『ちょっと淋しいかなって思ってるんだよね』

「そっか ねぇ A・・これから俺の部屋に来ない?」

『えっ?巨くんの部屋に?』

「そう 俺の部屋でご飯食べよう!朝までいていいから」








『うわぁ やっぱりいいお部屋 広いね』

緊張を隠すように はしゃぐAは


窓辺に立つ


『上層階からでも景色は変わらないんだね(笑)』


「朝はめっちゃキレイだよ」

俺は彼女を後ろから抱きしめた


『巨くんと見てもいい?』

「うん 俺も、Aと見たい」


嬉しそうに俺を見上げた Aの顎を指で支え唇を塞ぐ

『んっ・・っ』

膝がくずれる前に唇を離すと ほんのり赤くなった彼女は俺の方を向き胸に体を預けた

緩く抱きしめあったまま時間が過ぎる


「ずっとこうしてたい」

そう言った俺の頬をAの手が覆うと

必死に背伸びしてキスしてくれた


ふらついて唇が離れそうになるのを
抱きとめ、止まらなくなるキス


側にあったソファーへ倒れ込んだ時

部屋のベルが鳴った


「あっそうだった夕食頼んでたんだった」

『えっ隠れなきゃ』


彼女は慌てて立ち上がりバスルームに行こうとした

「待って A大丈夫だから座ってて」

『大丈夫って…』

「はい、今、開けますから」


「失礼いたしますルームサービスお持ちしました」


「岬君ありがとう。指名して悪かったね セッティングお願いしてもいい?」


部屋の中を進んでAに気づいた


「Aさん! もう会えないかと思ってました」


『岬君…この1ヶ月お世話になりました
あなたのおかげで私は救われました』


風まちテラスで毎日 Aのことを見守ってくれていたスタッフの岬君


「ちょっと泣いていいっすか俺…」


俺の部屋に彼女がいることを喜んでくれた


やっと二人で食事の時間

口に運ぶ度に幸せなそうな顔をする

こっちが食べる事を忘れるくらいに


『巨くん?なくなっちゃうよ?』

「いいよ 全部食べちゃって(笑)」

『こ、今度…と言うか福岡に帰ったら、いつかご飯食べに来てね それまで勉強しておくから』


そう言ってAはまた食べ始めた



やべっ すげぇ嬉しい









#28→←#26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
191人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エリン(プロフ) - asaさん» コメントありがとうございます、更新楽しみにしてくれていたなんて嬉しいです。なかなか進められなくてごめんなさい (2020年5月10日 20時) (レス) id: 6467547891 (このIDを非表示/違反報告)
asa(プロフ) - 更新楽しみにしてました!ありがとうございます(*≧∇≦)ノ続きが待ち遠しいです(*^^*) (2020年5月10日 18時) (レス) id: d459b4654a (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 陽葵さん» 苦手な18系の部分も避けて読んでいただいてるんですね感謝です私が大好きなんで詰め込んでますけど よろしくお願いします (2019年5月8日 23時) (レス) id: 4fc6dadfff (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 陽葵さん» こんな私になんて素敵なコメントでしょう。ありがとうございます とっても嬉しいです感激です (2019年5月8日 23時) (レス) id: 4fc6dadfff (このIDを非表示/違反報告)
陽葵(プロフ) - ばやし君の方のも読ませて頂いてますが、18系が苦手なので飛び飛びになってしまっていますが、あの小説も凄く好きです。これからも応援しています、頑張ってください(><)長ったらしいコメント、すいませんでした。 (2019年5月8日 22時) (レス) id: 987cca78b9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エリン | 作成日時:2019年2月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。