やっと話せた sh #16

#25 ページ27

＊巨Side＊




動くたびにAの揺れる胸がキレイだった


「キレイだよ･･A」

『なおく･･･んっ･････っあ』


俺の腕を掴んで必死に耐えてる彼女がたまらなく愛しくて
覆いかぶさり抱きしめると俺の耳にAがキスした

「あっ･･」

『なおくん･･すきっ』







俺の腕に抱かれたままスヤスヤと眠る彼女と
もう少しだけこうしてたかった


「あーぁ 起きちゃった」

『なおくん おはよう』

「A寝ぼけてる 可愛い」

おでこにキスすると


また眠りに堕ちる







翌朝 生目には変わらずAが待っててくれた


ただ違うのは


恋人になったこと


(なんか一段と可愛く見える･･･)


『おはようございます』

「おはよう」

そして絵はがきをくれる

「これは変わらないんだ？」

『そうですよ』

当たり障りない言葉で確かめ合う

『今日も怪我の無いよう がんばってください』

「行ってきます」




拓也「巨さん Aさん雰囲気が変わってないですか？」

巨「そう？」

拓也「うーーん うまく言えないけど幸せそうっす」

巨「そっか･･･」

拓也にそう言われて嬉しかった


次の休養日はまた ゴルフの約束だ







柳田「この前はごめん もうあんなことせんけ」

松田「俺からも謝るわ ごめんなAちゃん」

『忘れましたから大丈夫ですよ それに許してなかったら来てませんから』

柳田「来てくれんかと思うとったわ」

『巨くんがいてくれたから大丈夫でした』

巨「さぁ行きますよ 今日はAちゃんよりスコア上げないと！」


しかし


柳田「またやん」

松田「なんでや」

巨「勝てない」

『松田さんに言われたように伸び伸びとできました 楽しかった!!』


ダントツの１位


その日のディナー

柳田「A･･･キレイになったな･･･何かいいことあったん？」

『えっ？特にはないですけど』


松田「Aちゃん １位の命令せんと」


『それはゴルフ場で撮ってもらった写真で十分です』


柳田「あんなんでええん？」


『はい』


柳田「やっぱりA 何かあったやろ？」


『離婚してバツ１になっちゃいましたね』


柳田「それは巨に聞いたけど悲しくないん？」


『全然･･大丈夫です 結婚前から多分 彼女がいたんです その人が妊娠して･･･』


松田「もうええよ 辛いやろ」


『でもですね ここでずっとキャンプ見ていられるのは彼のおかげで』


手を組み話すAに手を重ねた俺







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